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愚痴 [育児]

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今日は愚痴書かせてください。

保育園のことです。
最近は周知の事実ですが、日本は保育園に入りたくても入れない待機児童が何万人もいます。
Luxelの住む地域も首都圏通勤圏内なので待機児童の多い地域です。
ということは、働きたくても働けないお母さんが何万人もいる、ということです。
潜在数はこの何倍もいるでしょう。
近くに保育園がない、とか今、職がないからどうせ願書だしても通らない、とかかもしれません。

その証拠に
現にLuxelの住む市では、ここ最近毎年毎年、市が保育園を次々と開設していっていますが、保育園ができるとお母さんが願書を持って殺到するので、待機児童はいっこうに減りません。
小泉元首相が「待機児童ゼロ」をぶち上げたときだって
Luxelは「そんなのできる訳ない」と冷めて見ていましたが、果たしてその通り。
なぜなら、役所は入園願書を出したりして数として把握できる人数をもとに算出していただけで、潜在希望者数をまったくカウントしていなかったのです。

という訳で、
キュ〜君が産まれた、ということは
Luxelもまた待機児童組になってしまった訳です。
たぶん年度途中の入所は無理で、4月に命運をかけることになるでしょう。
4月入園の発表は2月下旬。
それまで胃の痛い日が続きます。
大学受験の発表のストレスより、痛いかもしれません。

今年、市が入所要件の点数を発表したので、
0.5点の差を争う選抜に細かい点数計算をして、
判定の日をひたすら待ち続けます。

(4月より前にLuxelは復帰する予定ですが・・・これがどう算定されるのか、確認しなくてはなりません。)



と、目先の点数に悩まされている日々ですが、

ふと考えると

これって、なんてむなしい悩みなんだろう。

悩んで、何か成長するような悩みじゃないんですよね。

なんで、「働きたい」という希望が平等に叶えられないのでしょうか。

学校教育の間は男女平等な教育を受けてきた私たち世代ですが、
結婚したり、出産したりすると、途端に社会は男女平等とはほど遠いことに気がつきます。
女性新聞記者である私の知り合いは
「出産して、仕事しようとすると、日本ってこんなに遅れた国だったのか、と気づいた。」
「子どもを持ってみて初めて日本という国の本当の姿が見えた気がする」

そう、
独身時代、何のハンデもない時代には気づかない、いろんな欠陥が、
弱者に厳しいこの国の欠陥が、よく理解できるようになります。
(自民党の「母子加算廃止」しかり。)

働きたくない(?)ニートの存在が責められる反面、
「働きたい」女性の願いは叶えられないでいる。
変な国なのです。

保育園に入れるか、入れないか。
そんなことで悩まなくてすむ時代が早く来て欲しいものです。


(追記)
Swedenをはじめとする北欧は「子どもの数だけ保育園がある」と言われ、待機児童とは無縁です。
未就学児童の保育は日本と同じ保育園方式です。
ただし、マンションの中庭付き一階の住居を保育園に改装したりして、
保育のニーズが高まると臨機応変に開所し、子どもが周辺にいなくなると閉鎖する、というリーズナブルな小規模保育園の形態をとっています。(日本のような大規模保育園もある。年齢があがると大規模保育園で集団生活に慣れさせる。)

民主党が本気で女性を活用しようとしているかどうかは保育園政策を見ていれば分かります。
子どもの数より保育園の定員は遥かに少ない日本。
これからも政治には注目していこうと思います。

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コメント 3

NO NAME

初めまして。

保育園の件はすごく共感できるのですが、
母子加算のこんな話はご存知ですか?
人のブログをリンクして申し訳ないのですが…。

http://blog.canpan.info/dogenkasenaika/archive/2079

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5255481.html

ケースバイケースとは思いますけどね。

うちも保育園待ちですが、二人で働いていたときより
生活保護のほうが高収入とは思いませんでした。
母子加算が復活したら
うちも離婚して私立高校にいれようかな(笑)


*知っている話でしたらごめんなさい。
このコメントにはレスしなくて結構です。
by NO NAME (2009-10-13 18:20) 

えいごん

こんにちは。
いつもブログを拝見させていただいております。もうじき1歳になる保育園っ子を持つ母です。

私も東京近県に住んでおり、同じく保育園は激戦のエリアです。入園させるために、本当は1年とりたい育児休暇を半年で切り上げました。また保育園が決まってから、園に近い場所へ引っ越したり・・・。かなりの苦労を伴いました!!

仕事がらみで市の保育課の人に話を聞いたことがあるのですが、きいてびっくり、「私立の保育園は慈善事業みたいなもの」とのこと。つまり、経済的に余裕があり、土地や資産が余っていることが大前提。保育園の建設費の補助はないし(一部内装費だけ)、運営費の補助にしても、黒字を出すのは難しい・・・とのこと。
そんな状態で、公立の保育園の開設などできるわけもなく、うちの市で新たに来年できる保育園はすべて私立園です。

役所の担当者は、「三位一体改革で、地方に財政を押し付ける構造ができてしまいそれが原因だ」とおっしゃっていましたが、なんだか釈然としない。

結局、まず「少子化」のイメージが一番根底にこびりついていて、「今後子供が減るから保育園は不要になるはずだ」という感覚が消えないんですよ!古ーーーいおやじの考え方です。冗談じゃない、子供が減っても母親の就業率は右肩上がりですし、正社員じゃなくともパートやアルバイト、という選択肢も増えてくるはず。そんなとき、今の保育園の現状じゃ全くといっていいほど望みがない。

だ・か・ら、少子化が加速するんです。そこをおやじは分かってない!!

保育園に預けたって、熱だ風邪だと休まされますからね・・・。母親は・・・。私も実は今、6連休中です^^;。会社に電話するスリルを毎日味わいながら、声は元気でも心でため息です・・・。

ちなみに私は、幼稚園と保育園の管轄省庁が分かれていることが、何より一番の原因だと思いっています。あれを一元化して、必要があれば保育園、必要がなければ幼稚園、または両方の機能を持たせるなどすることで、ぐん!と利便性が高くなると思いますよ。。

最後になりましたが、Luxel様のアトピーに関する記事、本当に興味深く全部読んでいます。また皆様のコメントにもある、「医者に聞けない」という事実も、私自身肌で感じております。
母ももっともっともっと、声をあげないとだめですね。

これからも、がんばってください!
by えいごん (2009-10-15 09:19) 

Luxel

>えいごん様

読んでくださってありがとうございます!
&もしよろしかったら、メールいただけませんか?
luxelblog@yahoo.co.jp
です。どうぞよろしくお願いいたします。

実は「保育・教育」も私の一大テーマなんです。
(っていうより、全ての母親にとって大問題ですよね。)

私も引っ越し組(上の子のとき)&育休は半年で切り上げる予定、です。

本当に、おっしゃるとり、幼保一元化を推進するのがてっとり早いですよね。福島少子化担当相と厚労大臣・文科大臣に陳情書書くといかも。Luxelは別件で外務大臣あてに陳情書出したことあります。f(^ ^;)。(この時は要望とおりました。)陳情書は官僚の目に触れるし、「同様の趣旨のものを各大臣あてに送った」と言って市の方(=市長あて)にも出すと効果大かも。あとバックアップとして、党の方にもね。
(ネットで探すと陳情書の書き方が見つかります。)
Luxelの職場の先輩には「20年前、市長に陳情書書いたわ〜」という強者がおり、その方の入れ知恵です。保育園入れたそうです。笑)うちも今度4月に入園できなかったら書いてやる〜!!

小渕前・少子化担当相によれば、党の重鎮(=年寄り)連中は理解が少ないのだと。彼等は金持ちだし、少子化が年金に直結していてもあんまり痛みのない富裕層だから。世間の「少子化は危急の事態」の認識より、政治家の認識の方が、平均すると甘いようです。男性高齢者の多い政治家集団に任せておけないですよね。

これから日本は徐々に「片働き」は減る方向に向かいます。正規雇用が減り、有期雇用が増えたので、「男性一人で家族を経済的に支える」のはしんどい人が増えてます。すると将来不安から未婚男性が増えるでしょう。女性もだいたいにおいては男性を経済安定性で選ぶので、こういう状況では未婚者が増えます。そうなると少子化はさらに加速する、というのがLuxelの見込みです。女性の就労に対してありとあらゆる手助けをしないと、家族経済がもたなくなってきています。経済的な見通しがたたないと、女性は二人目、三人目を生みませんから、悪循環です。

今までのところ、日本の母親は政治的に沈黙していますが、沈黙しているとどんどん政治のしわ寄せが、黙っている集団に押しつけられるのが世の常です。(そういう意味では、今回の選挙ではさすがの「沈黙の民」も黙っていなかった訳ですが。苦笑)日本国民はバブル期を経てここ10年の好景気でも余裕を実感することなく今回の不況に突入しました。今年の新卒が「職よこせ!」とデモをしないのが不思議なくらいですね。

えいごん様のおっしゃるとおりで、luxelの市の「保育計画書」(2007〜2009年)にも「どうせ少子化で子どもは減るのだから、保育園の新設は最小限に」という趣旨のことが記されてます。luxelの市は待機児童数は県下随一で、保育園を毎年1〜3園新設しているのです(それでも全国的にはマシな対応だとは思いますが。)が、市の予想に反して、新設保育園区域に待機児童が増えているのが現状です。お母さんたちが「保育園があるなら、預けて働きたいわ」と考える訳ですね。

一方で、「経済的に余裕があるなら、我が子の成長を見守りたい」というお母さんの気持ちも理解できます。女性が生き方を選べるような社会になるのが理想ですね。

Luxelも今回の「保活」では、市役所に通いつめて、「やることはやった」状態ですが、政治家へはまだですので、陳情書の一通でも書かなくては!と考えています。来年にはギャオの学童問題も発生しますし、こちらも何とか働きかけなくては。

ちなみに北欧では、母親が保育園に申請書を出すと最長一ヶ月程度の待機で枠が用意されるそうです※。保育料負担も収入の3%くらいだったと思います。うらやましいですよね〜。保育園に入れるかどうか、なんて「早く、こういうことで悩まないでいい世の中になって欲しいよね」というのは園ママ友の言葉ですが、しみじみ同感です。私も「4月に入れない」という心配がないのだったら育休一年とりたかったです。(; ;)

(※北欧諸国は女性も税金を払わなくてはならないので、一年の育休の後に仕事に戻らなくては、高い税金が払えない、という事情もあるそうです。ここらへん詳しくないので、要調査。)

日本はこういう点、非常に遅れていますが、同じワークマムどうし、めげずに・しぶとく、ご一緒に頑張っていきましょうね!

by Luxel (2009-10-18 07:03) 

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