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帝王切開からの脱出!(1) [妊娠・出産]

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皆さま、ご無沙汰しております。(←まだ読んでくださってる方、いるのでしょうか・・・??)
永らくブログを放置していてすみませんでした。
今、Luxelパパの実家に里帰りしていて、やっと腰を落ち着けて更新できます。
(ごめんなさい、コメントへのお返事はまだお休みさせていただきます。)

というのも、自分の妊娠が10ヶ月目に入ったにも関わらず、
病院の「帝王切開する!」という意向に、逆らい続けて
あれこれ調べて動いていた結果、産休に入っても一日も家でじっとしている日がナイ!という「アキレタ妊婦」をやってしまっていました。(連日どっかの病院へ、病院に行かない日は仕事の残務整理で職場へ。そんなことやっているから子宮頸管が縮むんや〜〜 /(> <)

今回の妊娠は、「高齢妊婦は経験と知恵でカバー!」をモットーに
なかなか調子良く月が進んでいたのですが・・・
とんだケチがついてしまいました。

産院の一室で行われている鍼灸の治療をのんびり受けている最中に
Luxel、うっかりと「そういえばね〜、前回の妊娠9ヶ月目のとき、失語症みたいになったことありますよ」と鍼灸の先生(同い年くらいの若い女性鍼灸師。話やすかったので・・・。)にしゃべってたんです。
鍼「あ〜、妊娠中って血が固まりやすくなるんですよね、確か」
L「へ〜、そうなんですか。じゃあ、血栓でも出来たのかな? そういえばその時はいつのまにか仰向けに寝てて、起きたら苦しかったんですよね〜。」
という雑談をしたのでした。
ところがこの針灸師さん、産院で施術するだけあってなかなか優秀で、Luxelのこの何気ない雑談をカルテに書き留めておいてくださったのです。

そのカルテのメモは、その後何人もの医師の方の目に触れながらもしばらく放置されていたのですが、先月末医師のマンパワー不足を補うために自ら妊婦検診もこなしていたS院長先生(御歳70才くらいか? もはや女医といったイメージは無い。)の目に留まり、Luxelにこういう言われたのでした。

S院長「あのね、こないだ失語症のTV番組を見ていてね、似ていると思うのよ、あなたのこの症状にね。」「もし、血が固まりやすい体質だったりしたら、出産の時に意気んでどうなるか心配だから、大学病院を紹介するから調べてもらってらっしゃい。なるべく早く受診するんですよ。」とおっしゃる。

で、まぁ、それはそうだわね、とおとなしく紹介先の大学病院の産科を受診。そこから神経内科に回してもらい、精密な血液検査と脳のMRIを受けた結果、前回の失語症の様な症状は血栓が詰まって梗塞が起きた訳ではないが、血液検査では凝固系の因子の一つ「プロテインS」というものに異常値がある、とおっしゃる。(最低値の半分くらい。まぁ、妊婦の大半はこれは下がるらしいが、それにしても低い)「でもまぁ欠損症という程の値じゃないし、これで即、帝王切開というほど大きな異常じゃありませんから。」と神経内科の先生。

ところが、大学の産婦人科の先生(30代くらいの男性オーベン。横に25才くらいのピヨピヨな感じのネーベンの女の子がくっついていて、ルーチンの診察はこの子がしてくれる。)はしげしげと経膣超音波の画像を見ていて、また来週来なさい、と言う。3週目にして医局カンファ(?)の結論が出たらしく「予定帝王切開でいきましょう」とのたまう。

え〜、せっかく神経内科がほぼ無罪放免だったのに〜・・・。
帝王切開後しばらくは、術後後遺症としてかえって血栓が出来やすい、っていうのに・・
なんで??と思ったら、
「血管の位置が悪い。気になる血管が内子宮口付近にあるんですよ。」
って。

え〜〜
「辺縁前置絨毛」が「低置胎盤」になり、せっかくそれも脱出したのに〜〜、と思っていると
子宮口付近に太い血管が残って(←?)いるんですよね、とのこと。
「で、この血管が子ども側、つまり臍帯血管だとすると、分娩時のちょっとの出血で子どもは失血死してしまうのです。」

大ショックでした。

それで、「その血管が私のものか、子どものものかは分からないのですか?」と聞いてみるも、「分からない。判別はできない」とのこと。(カラードップラーで脈拍数の差とか分からないのかな??)
子どもの血管である可能性はどのくらいのものか?と聞いても「それも不明」

・・・帝王切開はできれば極力避けたかったLuxel。
これを聞いてガックリ。orz

意外と知られていないようですが、
帝王切開すると、普通の外科手術をするのと同じように
いろんな後遺症が出やすいのです。
帝切の後遺症に比べれば、自然分娩は分娩当日こそ激!痛なものの、予後はすっきりしています。

ところが、Luxelは前回の妊娠中にギャオと子宮の重みによって下肢の脈管のどこかを傷めてしまったらしく、自然分娩だったのにも関わらず、下肢の痛みは分娩後も毎年決まった時期に再発し、「うっ滞性静脈炎」という診断名がついたのでした。

これはどういうものか、というと
ギャオの妊娠の時からふくらはぎ全体におよぶ怠い痛み、
毎年のように5月頃ひどくなり、Dr.shoppingをしているうちに8月末にはまぁ良くなる、というもので、ここ4年程このパターンを繰り返していました。
この脹ら脛全体に広がる怠い痛みは交感神経を刺激するのか、胸部狭窄感まで出る始末。
とてもじゃないけど、この先10年も仕事を続けてなんていけない・・・と思うような痛みだったのです。

どうやら、下肢のどこかの静脈弁だか脈管だかを前回の妊娠時に傷めてしまったのだろう、と予測して、あ〜、今回の妊娠のせいで更に悪くなるんじゃないかな〜、とビクビクしていたLuxel。

ところが、です。

今回の妊娠で始めていったマタニティー整体で、体のゆがみを整えてもらうことで、この足の痛みはアッサリ霧散してしまいました。これまで他の流派の整体やら保険適応外の漢方や、弾性ストッキングの購入代やらなんやらで100万円近くを足の痛みにつぎこんでいたLuxelにしてみれば、たった4,000円の整体で治るなんて「超・ラッキ〜!!」としか言いようのない奇跡的な出来事だった訳です。

でも、それはリンパ管を含む脈管系がintact(無傷)だったからこそ整体程度で治ったのかもしれません。脈管がもし手術により切断され、リンパの流れが完全に塞き止められてしまっていたら・・・整体程度で良くなるとは思えない・・・。

乳がんや子宮癌、子宮筋腫などの婦人科系の手術後、3割程度の人にリンパ浮腫や静脈瘤などの術後トラブルが出ることは意外と知られていません。帝王切開の場合は割に単純な手術なのでもっと割合は低いようですけど、数%の人には癒着やリンパ浮腫など、普通の外科手術と同じ後遺症がでます。このことはあまり知られていないようです。

それと、もう一つ、大学病院の医師が診察の時に再々「うーん、帝王か下からか・・・悩ましいんですよね。施設によって基準が違うので、よその病院では下から(分娩)となっても、ウチでは帝切、ということになるケース、ボーダー(ライン上)なんですよね・・・」と言っていたことを思い出しました。

ということは、「施設(産院)を選べば、自然分娩が可能」ということだよね!?

でも、どこへ・・・?
10ヶ月目に入らんとする35週の妊婦を受け入れてくれる余裕のある産院なんて、あるんだろうか・・・?


こうして、Luxelの産院探しが始まりました。
(まさか10ヶ月目で産院探しをすることになろうとは夢にも思ってなかった〜〜(;> <;) )

(その2へ続く)







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