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一ヶ月ぶりです:無事に産まれました。 [妊娠・出産]

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コメントくださった皆様、お返事がなかなかできなくてすみません
               &
ご心配・お祝いのコメントをいただきましてありがとうございます。

              m(_ _)m

出産後、パソコンに向かう間もなく、あっという間に一ヶ月経ってしまいました。
遅ればせながらですが、
ご報告がてら、あるいは出産の記録としてもボチボチ更新していきたいと思います。

====================================================

6月28日に「おしるし」があった後、その二日後の6月30日に無事に経膣分娩で出産いたしました。

2924gの男の子でした。

(羊水検査で分かってはいたのですが、ついてる物がついてるのを見て「やっぱりか〜」と。f(^ ^;)



有無を言わさぬ予定帝王切開を免れたは良かったものの、

実を言うと危うく道っ端で産みかけてしまいました。f(^ ^;)

S県にあるパパの実家からG県にある分娩予定の産院までの距離は100km超。

高速道路を使って、順調に行って1時間半。

産院までの距離の上限は1時間と言われていますから、その距離が唯一の心配材料ではあったのです。

しかもそこの助産師さんから

「経産婦さんは(分娩にかかる時間が)読めないので、助産師泣かせなんですね〜」

「陣痛間隔が安定したら、間隔10分まで縮まるのを待たずに、15分くらいで出発してください」

と言われていたのに、

朝5時に陣痛の痛みで目が覚めたら、最初の間隔は既に12分!(ヤバッッ! 汗)

2度目の陣痛間隔は7分!!(エッ、ウソ〜 汗x2)

慌ててお義父さんを起こして車をだしてもらい、出発するも

さすがにこちらも経産婦、あれよあれよという間に陣痛間隔は3分をきり、

痛みが酷くなり、「はぁーっ、はぁーっ」と上ずった声が出るのを止められない。

一方で、自分の妻のたった一度の出産(しかも50時間という難産)に全くタッチしていなかった義父は

私の声を聞いて慌てたらしく、速度メーターを見ると・・・

「ゲッ・・・!」というくらい普段慎重な義父らしくない速度が出てる!

動揺して「だ、大丈夫か?大丈夫か?」と後ろを向いて問うお義父さん(←超危険)に向かって

陣痛の合間に「だ、大丈夫です〜っ!! これって、普通の、お産の、経過、ですから!!」

と、ほとん怒鳴りかえすも、陣痛中いきみを逃すためにはどうしても「あ”〜〜っ!!」と声がでるもんで、

「だ、大丈夫か?」(以下略)の繰り返し。

「や、やばい。このままではおじいちゃんも、あたしもお腹も子も事故って死んでまうわ・・・」

と、お産とは別の身の危険性を感じたため、携帯で産院に電話し、

「陣痛間隔2分を切ってまーす!!

運転手の義父も70才超えてて心臓病もあるんで、救急車呼びまーーーーす!!」

とお断りして(さけんで)から、119。

(普段ちゃんと納税してるんだから、こういう時くらい許されるだろう、と・・・f(^ ^;) )

すると救急車はナント消防車を引き連れてきて、でかい消防車に前方の車をどかさせつつ

高速道路から産院にかけこんだのでした。

(私は痛くて消防車が来たことは全く知らなかったのですが、

後からついて来たお義父さんによれば

「ホンのちょっと遅かったら、朝の渋滞に巻き込まれるとこやったで!

救急車呼んで正解やわ! 救急車速くて、わしはついて来れんかった。」

実際には、救急車は陣痛の度に路側に寄って止まってくれての運転だったのですから驚きです。

救急車の運転技術の高さには脱帽です。

ともかくもストレッチャーで産院に運び込まれ、分娩台に飛び移って3回くらいいきんだら産まれたのでした。

ギリギリセーフです(爆)。

赤ちゃんの「キュキュ・キュ・キュ〜〜〜ッ!」という泣き声がすぐに聞こえ、一安心したのでした。

(という訳で、名前が決まるまでの仮名は「キュ〜くん」。ブログ名はこのままで行きます。)



ただ、東京から3時間かけてきたLuxelパパは、申し訳ないことに、出産には立ち会えず。

ギャオの出産のとき、最後の9時間余りを一緒に頑張ってくれたパパとしては、

今回も相当覚悟して来てくれたらしいのですが、出産が終わっていたのが拍子抜けで

いささか不機嫌なくらいでした。(しかも、おじいちゃんが先に赤ちゃんを抱いてたし・・・)

(パパが逆・里帰り出産に同意してくれたのは、Luxelが「前回20時間だったんだから、
さすがに3時間ってことはないんじゃない?」と言ったこともあると思うのです。
私も(実)母も、2時間半で出産が済むとは思ってなかった。
母は弟の時は半日くらいはかかったので。)


ちなみに

ギャオの時、立ち会ったパパは文字通り、Luxelの「支え=支柱がわり」になってくれました。f(^ ^;)

いわば生きた「産綱(うぶつな)」状態。立ち会い産=旦那が見物する、ではなかったのです。

助産婦さんに「ハイ、旦那さんは奥さんをつかまらせてあげてくださいね〜」と指示され、

言われるがままに踏ん張って協力していたら、「ハイ、分娩室の方に移りま〜す」と当然のように促され、

分娩室に引きずりこまれた、というのがパパの感想のようです。

(Luxelが分娩台に載ってからは枕元に居てくれました。)

そんで、出産の翌日だか翌々日だかに「筋肉痛になった」と後に語ってた。

こっちも必死にパパにつかまってイキみを逃したり、イキんだりしてたので、当然か・・・。

そういう経験があったので、パパも相当の覚悟で駆けつけてくれたのですが、

キュ〜くんの出産には間に合わず・・・ゴメンね、パパ。

でも、ギャオの時、立ち会い産をしてもらってて良かったです。今回は果たせなかった訳ですから。

女性にとってもそうですが、

その旦那さんにとっても赤ちゃんの誕生の瞬間に立ち会える機会って、そうそう無いですよね。

立ち会い産はお勧めです。

「この瞬間を知らずには、死ぬに死ねない!」というくらいの、貴重な体験だと思うのです。





それにしてもLDRまで完備しておきながら、最後の最後が分娩台だなんて・・・

これだけがこの産院での不満。

「仰向けで産む」って妊婦にとってかなりきつい・・・生物学的には不自然な姿勢だと思います。

前回フリースタイルの産院で四つん這いで産んだので、余計にキツく感じました。

3回のイキミで産まれたから良かったようなものの、もっと時間がかかっていたら

四つん這いじゃなきゃ産めなかったと思います。

(知人の中には「この姿勢じゃ産めません!!」と助産師の制止をとっさに振り払って

分娩台上で四つん這いになって産んだお母さんがいる。笑)

考えたら、女性が分娩台で仰向けで産むようになったのって、戦後の50年くらいだと思うんですよね。

それまで何十万、何百万年、四つん這いとか半立位、側位で産んでいた人間の生物としての歴史は

急には変えられない、と思うのですが・・・。

分娩台上で仰向けって、医療関係者の都合(=分娩を監視しやすいから)だと思います。



まぁ、それにしても助産師さんの指示の元で産めて、ほっとしました。

会陰切開にもならず、裂傷ですみました。(縫ったけどね。)

でも、ちょっと遅かったら道っ端か救急車の中で産んでしまうとこだったわ、フ〜〜。

(わがままこいて、大学病院から岐阜の産院に転院しといて・・・ですから笑い話にもなりません・・・f(^ ^;)



・・・で、無事産めたことに安心して、初日のんびりしていたら、その夜からおそろしいことが・・・

痛いんですよ、腹が。

差し込むようなこの痛みは何?

助産師さんに訊くと「ああ、あとばらですよ。

初産の人はあまり痛みがないんですが、経産婦さんは痛みが強いんです。」

あとばら・・・? あ、「後腹」か。子宮収縮の痛み、ね。

そういえば、この産院は母子同室なので、Luxelは泣く子を持て余し

出ないおっぱいを初日から吸わせていたのでした。(ギャオの時は母乳が出たのは丸三日後。)

しかも子宮収縮剤(オキシトシン)も服用してて、

ダブルのオキシトシン攻撃のせいか、エラく痛い。

(オキシトシンは途中で、医師には内緒で服用やめた。=あたし、こんなんばっかりやわ。不良患者?)

それにしても「後陣痛」とはよくいったもんです。

しかも、本物の陣痛と違って「間歇期」がない。

ず〜〜〜っと、けっこう長い間痛いわけです。

オキシトシン・ダブルのせいか、経産婦だからか、母乳は翌日から出始め、

母乳量の増加率も大きかったので

退院時には完全母乳体勢に持ち込めたのですが、

分泌過剰気味なのか、子どもが小さいせいで吸引パワーが足りないのか、

乳が張り気味で2日目の夕刻からイタイ。

しかも(今思えば)吸わせ方が下手なせいで(何しろ5年ぶり)、乳頭に血豆が出来てイタイ。

トリプルで痛みに苛まれ、腕をあげるのもイタイ(背中まで痛い感じ)。

というわけで、イタくなかったのは出産した日の出産後のわずかな時間だけ。

2日目から退院まで「イタイ・イタイ・イタイ」状態で過ごす事になったのは予想外でした。

・・・・経産婦だから「楽」だったのは、お産の時間が短くて済んだことくらいで、

痛みの総量としては初産とあんまり変わらないなぁ。



・・・とまあ、「痛いことづくし」のお産ですが、唯一の楽しみは「食事」。

別に食事で産院を選んだ訳ではなかったのですが(下から産めればよかったのですが)、

この産院はナント、フレンチ出身のシェフが直々に作っているらしく、料理がえらく豪勢かつ凝っていて

予想外のご褒美をもらった気分♪

「いてててて・・・、でも うま〜〜〜い!」

と言いつつ、全て平らげたのでした。

だってね。もしご飯が美味しくなかったら、

イタイ+粗食な訳で、けっこうブルーな気分になってたと思うんですよ。

マタニティ・ブルーに落ち込んでしまわないように、

ご飯だけでも楽しめたら、脳内では結構な量のエンドルフィンか何かが出て

鬱状態にならずにすむんじゃないかなぁ、と思うのです。(←贅沢してる言い訳?)



※初産のときの産院の食事はいかにも「体に良い」和食中心だったので、そのときはホテル並みの食事を出す産院を懐疑的に見ていたのですが、経産婦の今となっては「どちらも一理あり」だなぁ、と思っています。

というのは、洋食だからと言って、母乳がわずかにしか出ないこの時期、乳管づまりを起こすでもなく、妊娠・出産で消耗した体力を戻すにはある程度「精のつく食事」が必要、ということが、出産・母乳育児を経験している今回は分かっていたからです。何しろ、出産の後にも母乳を出すというエラく消耗する作業が延々と続くのです。きちんとカロリーを摂っておかないと育児中にダウンしてしまいます。(ちなみに母乳育児の際の摂取カロリーは妊娠中と同じ2,200kcal。非妊娠時は1,750kcal。)

もちろん、これからの5〜10年の間、これくらいの料理を出すハイソなレストランに行けなくなる、ということもあって、「最後の晩餐」を楽しみました。入院中のお母さんたちも経産婦の方が多かったせいか「これくらいの贅沢、許されるよね♪」と言い合ってた。



かくして

「イテテテ・・・ でも、ウマ〜〜イ!」を繰り返しつつ、

出産後5日で無事に母子とも退院、となりました♪




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コメント 7

usa

ご出産おめでとうございます!!

以前メールで息子の湿疹のアドバイスをいただいた者です。


大変な出産だったのですね。
ご無事でなによりです。
出産には生まれてくるその子らしい
ドラマがあるそうですよ☆

読んでいて私も2人目生みたくなっちゃいました(笑)



今、息子と一緒に非ステロイド派の医師に診てもらっています。
母の私は脱ステ中です。
育児中の脱ステはつらいです〜〜。


またメールででも経過報告させていただければと思います!


by usa (2009-08-03 10:43) 

チコママ

ご出産おめでとうございます!!

やはり出産は1回1回全然違うのですね。
そして陣痛で苦しみながらも冷静に救急車を呼ぶ判断さすがですね。
・・・私は初産で目覚めてから4時間でした。2回目は自宅出産しないか不安です。

今年の3月に娘のアトピーについて相談させていただきました。
凄く詳しくアドバイス下さりとても嬉しかったです。

おかげさまで娘のアトピーはビックリするほど良くなりました。
知らない人にアトピーと言うと「本当に?見えないよ」と言われる位です。
※基本的には、お風呂を減らす+石鹸未使用だけです

また冬になったら酷くなる事もあると思いますが、焦らずノンビリとケアしていきたいと思います。
そして、周りの人に「アトピーはステロイドを使わなくても大丈夫だよ」と伝えていきたいです。

これからもブログ楽しみにしていますね。
育児大変と思いますが、マイペースに楽しんでくださいね。


by チコママ (2009-08-07 00:12) 

あや

ご出産本当におめでとうございます!以前相談させていただきました、あやです。義父様ともどもご無事で何よりでした。後陣痛は噂では聞いてましたが、とても痛むみたいですね。陣痛よりも痛いと感じる方もいるとか。。。私は初産の時には陣痛とは気付かなくて、病院に電話しろと言う旦那に『間違いだったら恥ずかしいから嫌だ』と散々駄々をこねた結果、二時間かからずに産んでしまいました。それにしてもシェフの料理うらやましいです!
お二人の育児大変でしょうが、blog更新楽しみにしてますね!
by あや (2009-08-09 07:52) 

たらおさんは遠すぎ

ご出産おめでとうございます!
母子ともお元気で何よりです♪♪
私も二人目の時はあまりのスピード出産で無痛分娩の予定が麻酔科医が間に合わず通常分娩という状態でした(笑)

ところで、ずっとご連絡できずに申し訳ありませんでした。
ちょっと、いえ、かなりいろいろありまして・・。
アトピーも紆余曲折あったんですが、義実家方面でモゴモゴモゴ・・。
また改めてメールさせて下さい。

とにもかくにもおめでたいです♪
育児頑張って下さい(私もか)。ブログも楽しみにしています。
by たらおさんは遠すぎ (2009-08-22 23:22) 

なあママ

Luxelさん、大変遅れてしまいましたが、出産おめでとうございます!!

なあママ、実生活において、今本当~に大変なことになってまして・・・
とてもまだブログに書けるような心境や内容ではなくて(汗)

ブログ復帰できたとしても、あまりにダークな内容なので
今までのブログに書くことも躊躇してしまうはず。。。
おそらく、書くときは別ブログを立ち上げるかもです。たぶん。

自分は書けなくても、親しくさせていただいてた方のブログは
ちょこちょこ覗きに行くようにしたいと思うので、
キュ~くん・ギャオちゃんネタ、楽しみにしてますね☆

by なあママ (2009-08-22 23:35) 

Luxel

みなさま、お祝いのお言葉ありがとうございます!
これを励みに、地道な育児生活を送っています。
(おしめ→おっぱい→おしめ→寝てくれる→泣く→おしめ・・・ループです。ほとんど無意識にこなしております。笑)

>usaさま
脱ステロイド中とのこと、たいへんですね。

でも、新生児、かわいいですよ〜(^ ^) デレデレ
生まれたての一ヶ月くらいって「夢見る佳人」って表情してますもんね。
脱ステして、是非2人目チャレンジしてくださいね♪

あ。お二人目を生む前に脱ステされることには大賛成です。(妊娠中に母体がつらくなると思うので。赤ちゃんへの残留ステロイドの影響は未知数なのですが、それほど心配はないと思います。)
お一人での脱ステロイドが不安な場合には患者団体に入る、というのも手です。私も一つ加入しているのですが、このブログで紹介した本「アトピー性皮膚炎ー患者1000人の証言」の著者、安藤直子さんが主催する「アトピーフリーコム」に加入しました。こちらには成人の方が多いので、成人アトピーや脱ステロイドの経験を持っている方が多いそうで、脱ステロイドの際には心強いのではないかと思います。

>チコママさま
お子さん、随分軽快されたようですね!
私も嬉しいです〜!
冬の懸念はうちもあります。でも、ステロイドを使わなければ、少々の肌荒れがあっても大丈夫ですよ〜。どうぞ月単位、年単位で大きな目で見守ってあげてくださいね。
もし肌荒れしたら、またこのブログにどうぞいらしてくださいね。

>たらおさんは遠すぎ さま
お久しぶりです!
また来てくださって嬉しいです〜♪
体験談をUPさせていただこうと思いつつ、果たせないままに長い産休に入ってしまいました。すみません、近日中のUPを模索しております。
メールの方、お待ちしてます。


by Luxel (2009-08-29 09:16) 

Luxel

>なあママさん

ショックです。
あのブログはやめてしまわれるのですか? (T T)
なあママさんのブログの更新、とっても楽しみでした。

私のブログに一番始めにコメントくださったのはなあママさんでしたね。とっても嬉しかったです。
同じ福岡県人だし、りんくんはギャオと同い年だし、とても他人とは思えず・・・私の中では、リアルには会ってなくてもお友達だと(勝手に)思ってます。
そうそう、うちのキュ〜くんの本名は、なあママさんのお子さんとほとんど同じ名前なんですよ〜。

また新しいブログを立ち上げたら、是非教えてくださいね。
このブログにもまた来てください。お待ちしてます。
by Luxel (2009-08-29 09:27) 

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