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子育ては最終的に「政治」にたどり着く [日本の子どもの未来に、大切なこと]

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明日、東京都知事選ですね。
首都圏ではさすがにニュースも都知事選でにぎわっています。
扱いとしては準・国政選挙並みです。
都民ではないものの、近県に住むLuxelとしては
都民の方がちょっと羨ましいかも。。。
一票でも、影響を及ぼせるわけですから。

これまでのところ、
「A候補が大きくリード、B候補が後を追い、C候補が水をあけられている」
というのが大手メディアの調査結果ですが、
正直、AもBも、目くそ鼻くそというか。。。(A候補は同性ですが、過去の言動を総合すると「女の敵は女」の典型、というか、安倍首相の女性版のような人物。まぁ、「スカートをはいた脂ぎったオッサン」はそれほど珍しいわけではナイ。)Bは立候補前日まで東電役員だったのを、あわててHPから消した。脱原発なLuxelとしてもちろんなし。

というわけで、力量は未知数であるものの、消去法でC、、、、「あ、そうだ私、都民じゃないんだわ〜、こんなに近いのに〜!!(とジタバタ)」今回ほど都民になりたかったことはナイわ〜(苦笑)。

(ちなみにC候補の女性スキャンダルってどんなの?と気になって立ち読みしたら、たいしたこと無かった、、、、っていうか、高齢といえども男性一人の家に、妙性の成人女性がのこのこついてくかねぇ?まさか「アカハラ」じゃないでしょうね?いや逆に「バイオB」かも、、、ゲフゲフ(自粛)。
 ま、事件自体が十数年前だし、なんでまたその時カタがついたことむし返すかね?と考えたら、いわずもがな。やっぱ「所詮は週刊誌、売れればなんでもいいのね。っつかコレ選挙妨害。」といったところか。逆に言うと、「この女性問題くらいしか突っ込みどころがない」のよね。ま、直前まで一般人でしたからね。一般人でも「誰にも恨まれてない人物」なんて、いるわけないしね。)

このお3人以外の候補者18人も、マジメ系から話題作り・お笑い系まで幅広くて、
みてるだけでもけっこう楽しそうなんだけど、今回の知事選はちょっとかなりマジにやばいので
なかなか「楽しむ」余裕がもてません。(都民でもないのに、、、というか、都民で無いからこそ?やきもき!)

というわけで、また政治の話題です。
ここのところ、政治関係の記事ばかりで申し訳ない。f(_ _;)
「えーー、またコッチ(政治)の話題〜〜?」
「子供のアトピーとかアレルギーの記事は〜??」
という声が聞こえてきそう。。。f(^_^;)

でも、子どもを持つ人にこそ、読んで欲しくて書いています。
(読んでくださる方がいる、と信じて。)

おそらくこのブログを見に来られるのは
お子さんの乳児湿疹やアトピーをなんとかしたい
と思って来られる方が大半だろうと思います。(記事アクセス状況を見てると、そんな雰囲気。)

目の前のお子さんの症状をなんとかしてやりたい一心で、
ネットを探して探して、こんな読みにくいブログに辿り着かれたのだろうと思います。
とても一生懸命に子どもを育ててらっしゃる姿に頼もしさを感じる一方で、
少々、気になっていることもあります。

目の前の子供の湿疹に気をとられていて、社会の動きにウトくなってません?
視点が、子どものアトピーに釘付けで、半径5メートルのことしか考えられなくなってません?

実はこれ、私自身の姿だったのです。
ギャオが保育園のときがこんな感じで、狭い世界に閉じこもって生きていました。

仕事と子供の世話でヘトヘト。
電車で座れる20分が貴重な睡眠時間。
新聞も、とってはいるものの、ここ何年もまともに読めてない。
TVニュースもまともに見てない。
あまりの忙しさに「世間の動きなんか、知ったことか!」という気分でした。

でも、子どもにまつわるいくつかの経験を通して、

この日本の社会は、かつての私が思っていたよりも、ずっと合理的ではない

ことを知ったのです。

そして、「子育てをめぐる全ての問題は、政治にたどり着く

ということを。

日本においては、
個人が問題を抱えたとき、まず「お役所=お上がなんとかしてくれるんじゃないか」「そういうシステムがあるのではないか」と、市役所なり町役場なりに尋ねてみる人が多いと思います。
(もっとも、小・中学生時代の「公民」の内容を忘れている人、教えてもらえなかった人、あるいは役所に不信感を持っている人は、「役所に尋ねてみよう」という発想にはならないのかもしれません。)

地方行政府(都道府県&市町村)の役所は「具体的な困り事」には結構対応してくれます。だって、究極に言えば、住民の「困った」を解決するのが彼らの仕事ですから。

役所に相談すると、「担当部署」とか「担当機関」を紹介してくれますよね。
「困り事」は「生活費がなくて、もう死ぬしかない」という究極の問題から、子どもの健康相談やお年寄りの見守り、近所の悪臭や騒音も、相談すれば、何らかの対策を教えてくれるか、解決に動いてくれることも。(生活保護に関しては「水際作戦」といって、こっそり追い返して訳ですから、これは絶対に許せませんが。)

だって、そういう困り事解決のために、国民は「税金」を払って、国や地方自体という仕組みを維持し、彼ら政治家や公務員を「雇って」いるのですから。
でも、「役所」は、今、起こりつつある問題にはなかなか対処してくれない(できない)ことが多い。なぜなら、彼らは法律に則って仕事をしているから。逆に言うと「法律にない仕事はできない」
実際には、お役所が無力な問題こそ「困る。解決のしようが無い」わけで、、、そういう場合には、自分たちでいろいろやってみて、ダメな場合には議員に相談(陳情、ともいう)にいくのも一つの手です。

そして住民の困り事を解決するような法律をつくる(まず、議会に発議する)のは政治家の仕事です。
政治家は、自分の選挙区の選挙民の『「困り事」を聞いて、解決する』というのが彼らの使命です。
それが彼らの仕事です。(そのはず。)

今年、国会を揺るがした「日本死ね!」(【待機児童の問題】=【女性の失業問題】)はまさにそうした例です。(あれは、それまでそういう問題を放っておいた政治家も悪いけど、「政治家(議員)に声を届ける、ニーズを知らせる」という努力をしてこなかった習慣の無い、私たちの側、国民・市民にもある程度の責任はあるかもしれません。(全然ない訳じゃないけど、足りなかった、と思う。困っていても「議員に陳情する」という習慣の無い人は多い。→普段から、何人かの議員に困りごとを相談し、人品を見定めて、信頼できる議員さんと顔をつないでおくといいと思います。朝の駅立ちや選挙のときの演説だけ聞いててもなかなかその議員さんの考え方や解決能力はわかりません。

でも。普通の生活=困り事が(あまり)ない生活をしていると、「政治家」と称する人々にはなかなか直接お目にかかる機会がありませんよね?
私も、子供が生まれる前はそうでした。

でも、ギャオとQくんが生まれると、
首都圏WM(ワークマム)の例にもれず、保活に奔走することに。。。
そのせいで、2人の妊娠中も、出産後も気が気じゃなかった。。。。今思い返しても(怒)!!
保活があまりにもたいへんで、2人目を持とうなんて、とてもとても、、、というママがいるの、わかります。っていうか、そう思って当然です。
でも、保育園の待機児童問題って、思いっきり政治問題だ、ってことが
「日本死ね!」騒ぎでわかりましたよね? 

(私なんか、10年前から「こんな国、滅んでしまえ!」ってあちこちでホザいてましたよ。
ってか「滅んで当然!」という意味です。ええ、子どもが生まれなきゃ、国なんて「あっ」ちゅー間に滅ぶんです。100年以内に。←さすがに人間の寿命の限界はそのくらい。
ま、保活の後遺症ですっかり口が悪くなりましたワ、わたくし。。。そのくらい、すさみました。)

そして、ギャオが生まれたら生後3ヶ月で乳児湿疹→アトピーに。
それで悩んだ際、ステロイドが、過去の被害に目をつぶって、あいかわらず不用意な使われ方をしていて、それがどうも医学会の政治的な思惑により放置されていることに気づいた。その背後にあるのは【医療問題(薬害問題)】(さらにその根底には、文化人類学的な「父権制(家父長制)」という問題。日本人の精神構造にありそうだ、ということに気づきました。(これは改めて記事にします。)

ギャオが2歳のとき、土曜日だけ預けていたプリスクール(英語で保育を行う)が突然、倒産し、
それが「外国人の不法入国・不法滞在絡み」であったこと。(校長は経営手腕は優れていたが、米国人と自称→実はイラン人。しかも国連認定難民[UNHCR認定難民]の資格を保有していたにもかかわらず、日本に密入国。超怪しい。【難民問題】)
また、日本の認可外保育所の監査がとてもいい加減なものであり(事前通告あり←監査、イミなし。)、反面、認可とは反対に(当時)ビタ一文役所が支援してなかったこと。(日本で「子供を預ける」というのは非常に危うい。相手はよくよく調べなければ!そして行政は無関心、ということを知った。)そりゃ「日本しね!」ってなりますよ。【保育園問題】

また下の子の食物アレルギーに関連して、危うく退園の憂き目。(園長先生曰く、「うちで除去食対応できるギリギリです。これ以上酷くなるようなら、うちは退園していただいて、公立保育園にお願いしてください。」と。もう涙目ですヨ。)
ところが最寄りの公立保育園は、市の「民営化政策」の憂き目で、存続が危ぶまれていました。
ここで公立園父母会の方々と一緒に、保育行政や民営化の問題点について勉強。←【保育園問題】
その際、市や政治家(議員)たちがどういう手法で政策をごり押しにしていくのか目の当たりに。。。。この経験は、私にとっては大きかったです。。。。だから、明日の都知事選の候補T氏が「都政を、(都民の手に)取り戻す!」という言葉の意味するところがすごくよくわかる。

そして、決定打は「3.11」でした。
日本政府でさえ、あれほど優秀な行政官を山ほど抱える霞が関でさえ、
「原発事故」という史上初めての大事故に、右往左往するばかりだった。→【原発問題、防災問題、エネルギー政策】

そう、私の困り事はほとんどすべて、政治の問題でもあったのです。

みなさんも、「身近な困り事」について、「これって、他の多くの人に共通する悩みなのでは?」と考えたり、調べたりしてみてください。そうすると、結構な割合いで、「それは個人の問題ではなく、社会の問題である」ことが見えてくると思うのです。




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コメント 5

リズ

投票済ませて来ました。組織票やメディアの偏った報道に、緑色が大幅リードで当選にならないかと心がざわざわしています。が、自分の意志表明はしなくては。

by リズ (2016-07-31 12:58) 

リズ

連コメすみません。もうこの右傾化の流れを止める術はないのでしょうか。小泉氏の二番煎じの様な茶番になぜ気付かない。溜息しか出ません。
○部は早々に増田氏を見放し、今後を模索しているようです。節操無し。
by リズ (2016-07-31 22:02) 

moka

こんにちは〜お久しぶりです^_^

子どもはいませんが、成人アトピーの私も日本の政治の問題、医療システムの問題を嫌というほど感じてきました。
学校や職場などで政治について話し合うのを避けることって多いですよね。そんな国民性も影響してるのかなって思います。

ちなみに今回の参院選挙、まわりに聞いてみると公明党の人に頼まれて入れたという人が何人かいました。
by moka (2016-08-02 21:02) 

Luxel

>リズ様

都知事選の結果、でちゃいましたね。。。あぁ、恐ろしい!
一番なってほしくない人がなってしまい、一番なってほしくない防衛大臣と2人して、重要ポジションを占めてしまいました。。。

国民が「これは、おかしいじゃん?」と気付くよう、野党が自民党の矛盾や極右性を証明していってくれればまだしもなのですが、今回の都知事選でわかったのは、「野党は、選挙が下手だから野党」なんだなぁ。。。。とつくづく思い、ため息。。。

「誰か選挙運動指南できる人材はいませんですかぁ〜〜?」と、私自身が探し回りたい気分。(ってか、あんな旧来型の選挙運動。。。。若い人が育ってないんかなーーー、もぅ。。。)
ハァァ〜〜〜〜〜って感じですよね。

でも、もう一つ気になっているのが「選挙集票機(読み取り機)」の制作会社ムサシの噂。この会社、私がちょろっとネットさらっただけでもわかるくらい、すんごい怪しいの!
不正選挙の噂がネット世界でくすぶっているけど、案外、真実なのでは、と思わせる。日本政府が国連の査察を拒否したのも、やっぱり。。。

もし選挙不正が行われていたなら、私たちがどんなに努力をしようが、無意味です。この国が、シロアリに食われるように、瓦解していく様を見なくてはならないなんて、、、、つらいですよね。

でも、「めげず&懲りず、淡々と」を合言葉に、私自身ができる範囲で、政党のツイッターやメールに意見を送り続けています。(1日1本!?)

地道に、「巨大与党にバランスする野党を市民がつくる」を実践していくしかないのではないでしょうか。

by Luxel (2016-08-04 20:01) 

Luxel

>mokaさま

お久しぶりです〜!お返事遅くなってすいません(汗)

そうなんです。私も子どものアトピーを契機に、「どうしてこんなこと(ステロイドの長期使用の弊害=薬害)が放置されているの?」と、考えざるを得ませんでした。

さらにトドメが原発事故の際の政府の対応。
でも、アトピー(とステロイド)をめぐる因縁を知っていたので、さもありなん、と。

やはり、福島では小児がんが増えていますね。
「放射線による甲状腺癌は発病に5年かかる」だなんて誰が言ったの?って感じです。そういう結論を導き出せる、ちゃんとした研究があったのか?といえば無かったのですから。(だって、ソ連崩壊のころのデータですよ?最初の5年間なんて、触診でみてたってんですから、検出力低くて当然です。)本来なら超音波前と後でデータをつなげてはいけないんですが、他に方法があるわけじゃないので仕方なく。。。

>学校や職場などで政治について話し合うのを避けることって多いですよね。そんな国民性も影響してるのかなって思います。

mokaさんもそう思われましたか。。。
こういうときの対応って、日本ではどの党が政権党になっても同じじゃないかなーって思うのです。「なかったことにする」態度って、どうにも日本人の精神風土に由来してる気がしてしようがないです。


by Luxel (2016-08-07 02:39) 

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