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やっと 一筋の光?(衆議院選挙) [日本の子どもの未来に、大切なこと]

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この記事だけは、這ってでも今日中に書かなければ、と思い
あまり調子のよくない体調ですが、書きます。
明日は選挙の公示日なので、書けなくなってしまいますから。

子どものアレルギーや喘息が心配、という
我が家の状況はあまり変化がありませんが、
まわりの社会の状況が、子どもの病気だけ心配していれば良い、というノンビリしたものではなくなってしまいました。
「さいきんLuxelさんの記事は政治ばっかりね、残念。。。」

と読まれた方は思うかもしれませんが、
私はそういう「政治アレルギー」や「政治に無関心」のお母さんにこそ
読んでもらいたいと思って書いています。

独身ならまだしも、母親となってまで「政治に無関心」というのでは
子供の将来を守りきれない、と思うのです。
目の前のアトピーには、なんとかしようと右往左往するけれども、
子供の将来に大きく関わる政治には無関心。。。そんなことないですか?
どっちも心配ですよね?

とはいえ、私も就職前は、お恥ずかしながら政治のことなんてカケラも考えたことのない、「政治に無知な、オキラクな若者」の一人でした。
でも、就活し、結婚し、子供をもち、保育園を探しまわり、子供の将来を考えて教育を選び、、、とやっていくうちに、気づいたのです。
「政治は、生活そのものだ」と。

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日本にはこの20年近く、政党は左の端っこ(共産党)と、どっちつかずの民主党、残りは全部右寄り、という状況が続いてきました。(右と左の厳密な定義はさておいて)
「真ん中やや左」がポコっと抜けていたのです。

それが、小池さんの希望の党への合流の最中、民進党が割れ、偶然にも枝野議員が立ち上げたのが新党・立憲民主党。
彼らの言ってることは政党として、政治家として真っ当なことばかりです。
でも、それだけのことが、こんなに有難い世の中になるなんて。。。
さらに言えば、私が長年望んできた中道やや左の政党です。
日本で2大政党制をやるなら「右 vs 右」ではなく「右 vs 左」でなくては、意味がありません。
「(経済の)自由主義 vs 社会主義」
「競争によって競争力をつけて豊かになろう vs 弱者も切り捨てることなく助け合っていこう」
前者ばかりだと国内の経済格差は半端なく広がり、富裕層の豪邸のまわりにスラムが広がるでしょうし、後者ばかりだと旧ソ連のように、誰もやる気をなくして働かなくなってしまいます。

この二者がアクセルとブレーキのように機能してこそ社会は健全に発展していく、と
私は考えています。

日本共産党が今もまだ共産主義を目指しているのか、私は不勉強にして知らないのですが、
マルクスが想定したような共産ユートピアは、やはり、生存競争を原理とする生物としてのヒトにはフィットしないのでは、と思う反面、
ヒトという生物種が純粋に個体の生存競争だけを追求する種なら、家族というものは進化上存在しなかったでしょう。
ヒトが老若男女を含んだ集団を形成するのは次世代再生産のためでもありますが、それだけでもなく、子供だけではなく老人(親)をも助けよう、という「絆」や「情」といったものも、大切な人間の一面で、これがなければ人間は畜生にも劣る存在になってしまう、と感じています。

で、

本題に戻って、
今回、偶然の産物とはいえ、やっと、やっと、「中道やや左」の政党ができて
(まるで因説が原始地球に衝突して、飛び出した欠片が月となったように。瓢箪から駒、とはこのこと。)
私自身の票の受け皿ができたわけで
心底ほっとしたのが正直なところです。
ここ20年くらいずっと、特にこの5年間切望していました。

間に合うかどうかはわかりませんが、
我が家もまだ全員日本にいますし、
日本にいる限りは、政治を正常に戻す方に票を入れようと思います。
これからしばらくは、せっかくできたこの政党を応援していきたい、と思います。
(民主党は右に左に、とぶれ続けて、全力で応援するほど信頼しきれなかったのでした。
せいぜい政治のバランサーとして機能してくれれば、、と願うしかありませんでした。)

もし安倍自民の独走を許すようなら(自公希維まとめて一強とかなったら)、
日本は戦前の歴史をキレイにトレースするでしょう。
(しかももっと戯画化かされたコースを、足早に転落するでしょう)

我が家もそうですが、
男の子を持つお母さんお父さんは、相当用心して政治を見張ってないと
「気づいたら、子供は朝鮮半島のどこかに送られてた
どうしてこんなことに、、、」
となるかもしれません。

「そんなこと言ったって、北朝鮮こわいじゃない?」
と思っている人も多いかもしれませんが、大丈夫です。
ヘンな話ですが、原発が再稼動されて運転し続けている限り、大丈夫なのです。
軍事上のリスクは全然迫っていません。
安倍政権がJアラートで宣伝を打ってるだけで、国民の危機感を煽っているだけです。
集団的自衛権も必要ではありません。集団的自衛権は、もし結ぶべきとしたら相手は米国ではない。
そしてそれは日米安保条約が破棄されたあと考慮すべきものです。(安保条約の破棄には事前に1年前に通告があります)・・・そうはいっても、米国は簡単には日本を手放さないでしょうが。

それに、
憲法改正が9条だけ、、、と思い込んでいたらダメです。
安倍と日本会議(議員もすごい数が加盟しています)が目指すのはむしろ
13条、24条、96条の改正、97条の削除、緊急事態条項の創設です。

13条:個人の尊重(尊厳)、幸福追求権及び公共の福祉 ---->「個人の尊重」に制限を加える
24条:家庭生活における個人の尊厳と両性の本質的平等---->女性をまた家に閉じ込めようとしています。
   さらに「親族の扶養の義務」などをくっつけて、介護の義務で女性を縛ることになるでしょう。
   親子断絶した親の扶養も介護もしなくてはならない、ということです。

日本会議が理想とし、目指しているのは明治憲法、すなわち「大日本帝國憲法」の復活であり、
目指す社会は戦前の社会「長幼の序、男女の序を重んじ、家族を大切にする」つまり、女性を家庭にしばり、「だまって家事・育児・介護をせよ。ついでにお金も稼いで来い(←ここだけ現代版)」とすべてを押し付けるつもりなのです。

96条:憲法改正の手続き--->「現行の両議院の3分の2以上の賛成を経て国民投票で過半数の賛成」をもって緩めるつもりです。「両議院の過半数」となるのではないでしょうか。

97条:基本的人権の規定---->(自民党草案)削除

そして

「緊急事態条項」の創設。(自民党草案)---->これこそが最も恐ろしい変更です。緊急事態宣言化でこそ「共謀罪」は威力を発揮します。「なんでも引っ張れる共謀罪」ですから。政府への反対を何も口にできなくなります。密告されますから。まさしく戦前/戦争中の悪夢の再現です。

詳しくは
http://satlaws.web.fc2.com/92.html
あるいは
Wikiとかでもいいので、復習として読んでください。

私も憲法を、今後もまったく変えなくていい、と思っているわけではありません。
ですが、
これだけ日本人に政治オンチや無関心が広がっている現状で、
憲法の変更は非常に危険だと思います。
悪い方向にしか向かわない気がしてならないのです。

日本人が
民主主義を担うに足る、きちんとした政治教育を受けるようになった暁には
憲法を議論し、改正すれば良いと思います。

これまで安倍政権は違憲である集団的自衛権を閣議決定し、その前に霞が関の公務員を支配するため内閣人事局を新たに設置しました。
今現在、内閣法制局(法解釈の番人役)や検察、国税庁のトップには
安倍さんに都合の良い人物が座っています。
(だから、安倍政権に近い人物がレイプ事件を起こしても起訴もされないのです。検察に握りつぶされています。国税庁長官は佐川信寿氏=ご存知、森友学園の件で「お答えしかねる」など嘘を連発した財務省理財局長だった方。嘘をつきとおしたご褒美人事なのは明らかです。)
安倍内閣はこういう性質の内閣なのです。
利益相反に対するモラルなど何もあったものではありません。

戦時中は、何の罪もない人が密告で警察や特高にしょっぴかれ、
拷問を受けました。
父親を連行された、というエピソードはありふれています。
そういう世の中になってもいいのでしょうか。

表現の自由や討論の自由を守ることが、
民主主義国家の大前提です。

そして、ここ数年で私自身、はっきり理解したことは、
民主主義は、「民主主義を維持するための、高度な教育」を受けた国民にしか
維持することのできない制度なのだ、ということを
世界は今、証明しつつあります。

今回の衆議院選挙は
「日本が真に民主主義国足り得るかどうか」の選挙です。
国難とか消費税とかよりも
もっと根源的な、国としての有り様を
国民がどう選ぶかが焦点の選挙だと、そう思っています。

みなさん、よくよく考えて投票するようお願いいたします。

<了>










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