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もし、ステロイドを使ってしまっていたら その3 [アトピー・湿疹対策]

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ステロイドII 類を使用中の方のための記事が遅くなってしまってすみませ ん。「下手なアドバイスをすると重大な結果を招いてしまう」と思うと、いや が上にも筆が慎重になり、調べものにも時間がかかってしまいました。(ニーズあるのかな?と思いつつ、、、いえ、ニーズが無い方が良いに決まっているのですが。)

II類を常用している、あるいは、それでも良くならない、再発を繰り返す、というお子さんをお持ちの方へ

すぐにはステロイドの使用をやめないでください。皮膚は危ういバランスを 保っていると予想されます

III類の方と同様に、いえ、絶対に、ステロイドを使わない医師にかかってください。これは最低条件です。脱ステロイドに慣れている医師が必要です。(リスト中のどの医師が経験豊かかは分からないのですが・・・)うちがかかった、たらお先生は乳幼児の脱ステロイドをかなり扱っていると思いますが・・・。

何故かというと、このようなお子さんは、うちの子よりもっと潜在性感染が深刻化・ 遷延化していたり、皮膚構造が変化してステロイド依存性皮膚になっている可能性がかなりある、と推測します。ですので、いきなり中止すると、かなりの劇症な皮膚炎が起こってしまう可能性があります。そういう難局を乗り切れる力量が医師 に求められるからです。

かつてこの分野の第一人者であった深谷医師(現在は残念ながらこの分野を退いています。)は、(成人の例ですが)脱ステロイド中におそらく急性DIC(播種性血管内凝固 症候群)※を起こした患者が居て、緊急処置をして救命した経験を書いています。

<span style="font-size:x-small;"> ※敗血症などにより全身の血管で凝固反応が連鎖的に起こり、微小血栓が作ら れて血流が止まり、   臓器不全や出血が起こる。血栓溶解処置が間に合わなけれ ば死に至ることもある。ステロイド   離脱中に起こったのは、それまでのステロ イド使用により免疫系が抑制されすぎ、かつ、アト   ピーの皮疹部の感染菌が爆発的に増え、血中に入り込んだため敗血症を起こしたものと推察される。 >

まれではありますが、最悪そういう事態も懸念されるため、入院施設をもった 病院の非ステロイド医にかかっておいた方が安心だといえます。

それともう一つ。

検討して置かなければならないのは「特殊な遺伝的な体質」であるかどうか、 です。
乳幼児でのII 類使用歴が1ヶ月を越えるような場合というのは、乳児湿疹やアトピーをステロイド自体でこじらせたのでなければ、遺伝的な免疫異常か、重度のアレルギー体質である可能性が考えられます。これらに該当する場合は、必ず医師は何らかの根拠(検査結果などの)を元にして治療法を(II類ステロイドの使用を)決断しています。それを詳しく伺ってください。

とはいえ、このブログのこのパージを見ている方なら、あなたは医師の説明に納得が行っていないのだと思います。
ですが、「なぜ、II類を使う必要があるのか」は絶対に確認しておかなくては なりません。
おかかりの医師に説明を求め、説明が得られたら、さらにセカンドオピニオンを求めてください。
両者の説明が一致していたら、事実である可能性はかなり高いです。
その場合、非ステロイド医の意見も、サードオピニオンとして聞いておくと良 いでしょう。
(サードが主治医とセカンドの見解を否定するような場合は、それはその先生なりの根拠があってのことなので、判断が異なる根拠は何か、絶対にお尋ねになってください。)
説明に納得がいかなければ、これら複数の医師を、何度も尋ねて質問してください。お子さんのためにも遠慮をしている場合ではありません。

・・・それでは、おかかりの医師がろくな説明をしない場合。
たいした根拠なく出しているのでしょう。(記事「アトピー・・・ネットの書き込みから」参照。いきなり初診でII類出してます。)
・・・「分かった。あなたは強いステロイドは使いたくないのだね」と言って、処方を撤回するような場合。
適当に処方してはいけないはずのII類を、気軽に出す医師だということです。
そういう医師の場合、その病院での治療を打ち切る決断をすることをおすすめします。

平均的な医師は、II類を処方することがあったとしても緊急避難的に、です。親が使用する際、厳重に注意があるはずで「いちばんひどい時にだけ使ってください。○日以上の連用はいけません。かならず○月○日には見せにきてください。」これくらいはあってしかるべきです。
それくらい、お子さんがII類のステロイドを必要な事態にある、というのは「非常事態」で す。
通常、乳幼児にII類は使いません。2才以下へのII類の使用は「緊急避難的使用に限 り、医師の厳重な管理の下」つまり、本来なら医師自らが毎日診察できるような体勢で、医師自身が塗る、というような使用の仕方が望まれます。(現実には難しいとしても。)
そのII類をポンと親に渡し、しかも1ヶ月程度続けて使わせておいて、たいした説明もせず途中経過も見ないようなら、医師の使用が不適切である可能性が非常に高いのです。
2〜12才であれば、II 類の使用は「最重症のみ」です。このブログの内容は6才まで、とお断りしているので、2〜6才の間にII類を
1ヶ月以上使うような事態が続くようなら、それは間違いなく「異常事態」 で、のんびり構えていていい状況ではありません。親も病気について相当に勉強する必要があります。

「(アトピーなんて)命にかかわる病気じゃあるまいし」と思うのは、甘いです。
アトピーがもし重症化してしまった場合の、お子さんの心の苦しみの想像がつ くでしょうか。成人にまで持ち越せば、一層苦悩はひどくなるでしょう。アトピーのお子さんを抱え、将来に絶望して心中した母子のニュースも後を断ちません。

II類をお使いの方に必ず読んでいただきたいHPがあります。
かつて脱ステロイドの現場の最前線におられた医師が書き残した、生の声です。
「成人アトピーの事例だから関係ない」などと思わずに、よく読まれてください。
彼の患者のほとんどが乳幼児や小児期からの長いステロイド使用歴を経て、この先生の下に駆け込んでいるのです。
http://homepage2.nifty.com/mk45/ad/moto/intro.htm

II類を使い続けて途方にくれている親御さんは、この先生の著作は絶対に読んでください。
淡々とした事例集に近く、読みづらいかも知れませんが、他の本によくあるような、患者の主観の混じった体験談中心の本ではありません。医師が医師向けに書いた本です。(もちろん一般の人にも読めるような配慮はしてあります。)この国のアトピー医療で何が起こっているのか、ステロイドを使うとどういうリスクを抱えるのか、その出発点となる本です。知っておくことが身を守る術です。

「ステロイド依存—ステロイドを止めたいアトピー性皮膚炎患者のために」深 谷 元継 著
柘植書房新社 (1999/07)
1,785円
※アマゾンで中古も安く手に入ります。

この他にもステロイドを使わない医師の何人かが本を書いてらっしゃるので、それらを読んで、小児や乳幼児のステロイド離脱の経験が深そうな、内容に納得できる先生を選ばれてください。

私自身は、「娘の肌が治るものなら、全国どこの医師のもとへも行く!」と覚悟して、首都圏から岐阜にあるその病院へ向かいました。ダメなら次は福岡、 兵庫、東京の順、と手に入った情報をもとに既に決めていました。必要とあらば仕事も休職する気でいました。まぁ、それほどひどかったのです。(幸い岐阜の病院の治療方針で治ったのですが。)


ステロイド療法からの離脱

免疫学の一研究者で、アトピーの娘を持つ私の立場では、アトピーでII類のステロイドをお使いのお子さんであれば、なるべく早期のステロイドの中止へ持ち込むことをお薦めします。なぜなら、年齢が低ければ低いほど、ステロイド使用歴が短ければ短いほど、リスクは低くなるからです。ステロイドを使い続けるということは、 上の本にあるような事態を招くリスクを常にしょっているようなものだからです。生活上のリスクとして、仕事につけなかったり、結婚できなかったり、退職せざるを得なかった患者さんも数多くいます。ネットで「脱ステロイド」で検索してみてください。山ほど、彼等の苦悩の軌跡が出てきます。

 ただし、突然ステロイドの使用を中止すると、それまで無理矢理抑えてきた皮膚炎が炎上します。重篤な皮膚感染がある可能性も高いで す。(必ずする、とは言いませんが、必ずこの可能性を考えておく必要があります。)だから、脱ステロイドをサポートする医師の伴走が欠かせないのです。
 その場合に一つ留意していただきたいのは、「脱ステロイドにおいては、これらの医師もステロイドの外用薬や内服薬を一時的に使用することがある」という点です。これは脱ステロイドにおける治療技術の一つなのですが、DICを起こしかねないような激しい炎症が起きた場合や患者の苦痛が著しい場合に、ソフトランディングさせる為に一時的に処方を行うことがあります。脱ステロイドと矛盾するように感じるかもしれませんが、現実的な選択としてはあり得ます。もし疑問に感じるようだったら、医師に尋ねてください。理由を説明してくれるはずです。(良い医師は充分に患者に説明したあと、患者自身に選ばせます。この場合は親ですが。)

II類のステロイド中止の成功は、一重に「良い医師」に出会うことにかかっています。ただし、医師は伴奏者です。ステロイド離脱は患者(の親)が決めて行わなくては、とても続きません。その時、医師のせいにするようなことがあってはならないのです。(医師側も、「ステロイドを止めたら〜こうなる危険性がある、とうことを詳しく説明しなくてはなりません。)

リバウンド

たとえ乳幼児でも、ステロイドのリバウンドが起こることが分かっています。2ヶ月程度の非常に短い使用歴でも、起こる子には起こる。ここでいう「リバウンド」は副腎抑制のような、いわゆる既存の副作用ではありません。「ステロイド依存性皮膚炎」「ステロイド皮膚症」のことです。潜在性感染の爆発現象とはおそらく異なるものです。(皮脂内部が無菌性か化膿性か調べてみれば良いのですが、、、、どこにも記述がないのですが、私はおそらく無菌でも起こる、と推察している。皮疹が順番に移動する傾向などからも、感染性とは考えにくい。)どういう症状か、というのは上記の深谷医師の書物の他、成人患者のステロイド離脱経験を綴ったHPを読まれてください。その方が正確です。

「アトピーの小径」
「MIOの世界」(リンクの了承をまだとっておりませんので、検索してください。)

上のHPは生物系の研究者の視点で、下のHPは現役の皮膚科医の視点で綴られた体験談で、極めて信頼性が高く、的確な分析です。
どちらも、Luxelが研究者としての目で厳選したサイトです。これに勝る説得力のHPはありません。

「アトピーの小径」管理者の安藤直子さんの著作
 「患者に学んだ成人型アトピー治療」
も読まれてください。数値データの載っている貴重な著作です。

上記に掲げた本やHPは、II類を投与されている深刻な状況のお子さんの親であれば必要な情報です。

的確な情報は的確な状況判断のための命綱です。たとえステロイドを使わないことを標榜している医師にかかっていても、今の医師の治療法があなたのお子さんにとっても最善とは限りません。ある子にはマッチして治っても、あなたの子には適していない、という可能性は常にある、と考えた方がよいでしょう。 「どうもおかしい」「医師の言うとおりにしていても治らない」「先生に不安を訴えて、相談しても、的確な説明が返ってこなくて不安だ」そういう場合、(同じくステロイドを使わない医師であっても)別の先生に変わることも検討しなくてはなりません。その時どういう判断で転院先を選ぶか。莫大な情報を考え合わせて選ばなくてはなりません。

うちの子は1年以上の永きにわたってステロイドを投与されていたにも関わらず、幸いにしてリバウンドは起きませんでした。既にステロイドでは治らなくなっていた感染性(化膿性)のひどい湿疹が、ステロイドの中止とともにさらに一層ひどくなることはなく、イソジン消毒→タール塗布によって順当に治っていきました。でも、それが幸運なケースであることが今では分かっています。
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りゅうまま

智恵袋での解答、ありがとうございます。七ヶ月の卵アレルギーの子をもつ母です。

とってもわかりやすい解説、そしてこのサイトにかかれている内容を読み、いろいろと思うことや勉強になりました。

長い湿疹や痒みが可哀相で、ステロイドに抵抗があり、知人に紹介してもらった病院はステロイドを使わないと聞いたため、行ったのですが、「ステロイドなしでは、治らない」と言われ、顔用にケナコルト、体用にリドメックスを処方されました。抵抗はあったものの、「上手く使えば」という言葉から塗り、そして今は炎症も止まり、保湿剤に変わりました。しかし、また再発してステロイドはこわいため、「ステロイドを使わない病院」に行こうかと思います。
by りゅうまま (2009-02-19 22:11) 

なご

はじめまして。4歳と11ヶ月の子供を持つ母です。
実は上の娘がステロイドのリバウンドになったのではないかと超凹み、藁をも掴む思いでこのページを見つけました。ぜひ相談させて下さい。
娘が1歳の秋頃から背中を痒がり、皮膚科でステロイドと保湿剤を出され、塗っていました。春頃にはよくなり、薬を使わなかったんですが、その夏、外でプールに入った翌日、顔、全身真っ赤になり、小児科でステロイドを出され塗り、でも怖いと思い途中、独学でドクダミ化粧水を作り塗り、悪化させて病院でステロイドのお世話になりました。そして4歳の今日までステロイドを慢性的に使用し、その量、ストロングクラス150g、ミディアムクラス510g。
2月に溶連菌になり皮膚の症状が悪化し、頭はすぐフケが出て痒がり、皮膚の皮もうろこのように剥がれたり、背中、お腹は赤黒くなり、またしても皮膚科でステロイドを出され塗り、でもステロイドはもう嫌だと思い、新しい皮膚科でアズノール軟膏とザーネ軟膏の混合を塗って1週間。おでこと目のまわりの赤みにブロトピックを塗って落ち着いたのですが、(ブロトピックも曲者なんですね。)体は赤みが出たりひいたりを繰り返し日々違う症状が出ています。痒みも増してきたように思います。そうするとカキキズの範囲も広がり、これってリバウンドだと思いますか?
下の息子も2月ぐらいから痒がり、今、顔が赤く首の後ろ、膝裏、足首にカキキズがあり娘の二の舞にならぬようステロイドを使わないようにしてます。が、ミディアムクラスを1週間ほど塗ってしまい後悔の渦ですが。
今日からお風呂を3日に1度にしてみます。こういうメールを出すの、はじめてなのですが宜しくお願いします。
by なご (2009-03-15 22:37) 

Luxel

>なご さま

よくこのブログにたどりつかれましたね! いらっしゃいませ、Luxelです。
くれぐれもご自分を責めないでくださいね。
責はプロフェッショナルであるはずの医療側にあります。ただ、「日本の医療の質、というか、知的レベルは平均すると後進国並み」ということは記憶しておいた方が良いと思います。

結論から言うと、至急、下記の記事
http://sibelius.blog.so-net.ne.jp/2009-01-20
の中段の「ステロイドを使わない病院」のリストの中にある病院を選んで受診されてください。それ以外の医師ではまずもってダメです。
普通の医師では、まずリバウンド=ステロイド皮膚炎か湿疹の化膿による増悪か、が鑑別診断できないと思います。

ちょっと詳しく述べますね。

>娘が1歳の秋頃から背中を痒がり、皮膚科でステロイドと保湿剤を出され、
>塗っていました。春頃にはよくなり、

この記述からすると、この時点では乾燥性の湿疹ですよね。保湿方法をきちんと指導されていればステロイドがいらない程度の。

>その夏、外でプールに入った翌日、顔、全身真っ赤になり、
>小児科でステロイドを出され塗り、でも怖いと思い
>途中、独学でドクダミ化粧水を作り塗り、
>悪化させて病院でステロイドのお世話になりました。

プールの塩素の刺激が引き金になったのではないでしょうか。
うちの子と同じで、アトピー性乾燥肌(乾燥肌タイプ)で間違いないと思います。
ジュクジュク湿疹の所はバリアがありませんので、何でも刺激になってしまい悪化することがあります。ドクダミも乾燥肌程度ならまだしも、湿疹で直接表皮がむき出しになっている部分には刺激になってしまったのでしょう。

>そして4歳の今日までステロイドを慢性的に使用し、
>その量、ストロングクラス150g、ミディアムクラス510g。

ステロイドの使用総量が分かっているのはさすがですね!助かります。
かなりステロイドを大量かつ過剰に処方する病院のようですね。
この医師の治療技術はステロイドに頼りきり、の印象を受けます。知識も技術も低い医師でしょう。

>2月に溶連菌になり皮膚の症状が悪化し、
>頭はすぐフケが出て痒がり、皮膚の皮もうろこのように剥がれたり、
>背中、お腹は赤黒くなり、またしても皮膚科でステロイドを出され塗り、

お書きの状態からは、皮膚の免疫機能が非常に落ちており、
易感染状態(=感染しやすい状態)になっていると考えられます。
溶連菌や黄色ブドウ球菌に侵されやすい状態です。
フケはマラセチア(真菌)感染が疑われます。
鱗片が出たり、赤黒くなったりするのは、もうステロイドの副作用なのか、感染のせいなのか私には判別しがたいです。おそらく両方の影響が混在し、きっちり分けることはできないでしょう。

いずれにせよ、ステロイドを使わなければ、感染がこんなに複雑化、重症化することは免疫学的にありえません。

>新しい皮膚科でアズノール軟膏とザーネ軟膏の混合を塗って1週間。
>おでこと目のまわりの赤みにブロトピックを塗って落ち着いたのですが、
>(ブロトピックも曲者なんですね。)
>体は赤みが出たりひいたりを繰り返し日々違う症状が出ています。
>痒みも増してきたように思います。
>そうするとカキキズの範囲も広がり、これってリバウンドだと思いますか?

その可能性はあると思います。
リバウンド=ステロイド皮膚炎は症状に波があることが知られています。
それかもしれません。私も皮膚科医ではないので断言できませんが、
少なくとも、脱ステロイドの経験豊富な医師に診てもらう必要があります。
(でも、最重症ではないと思います。ステロイドを膨大に使った後の、成人してからのリバウンドはこんなものではないそうです。早めに気付いてよかったですね!)

でも、かゆみがリバウンドでなく、化膿菌によるものだとしても消毒などの適切な処方が必要なので、頼りになる医師の診察が必要です。

それと、プロトピックもステロイドと同様に、免疫系を一時的に騙すだけの薬で、依存性も当然あり、離脱しにくい薬剤ですので、使わずにすむなら使わない方が良いです。お子さんの場合、たぶん使わずにすむ状態に持ち込めると思います。が、その為にはこれらを使わない治療法を確立している医師にかかる必要があります。

>下の息子も2月ぐらいから痒がり、今、顔が赤く首の後ろ、膝裏、足首にカキキズがあり
>娘の二の舞にならぬようステロイドを使わないようにしてます。
>が、ミディアムクラスを1週間ほど塗ってしまい後悔の渦ですが。

この程度ならそんなにご心配することはないですよ。
でも、ステロイドを使うとどうしても化膿しやすくなりますから、使わずに済むようにこのブログできちんとした保湿方法をご一緒に勉強していきましょう!(私も皆さんから勉強させていただいています。)
2月になってから湿疹が出るくらいですから、乾燥肌は乾燥肌なのでしょうけど、そんなにひどい乾燥肌ではないと思うのです。(今までの乾燥に耐えられたのですから。)保湿がわりとすぐ(といっても2週間〜1ヶ月くらいの単位ですが)奏功すると思いますよ。

下のお子さんはおそらく入浴法とスキンケア(保湿)で何とかなると思いますが、上のお子さんはちょっと受診を急がれた方が良いように思います。ただし、下手な医師にかかると元の木阿弥ですので、かならず上記記事にリンクしてあるリストの中からお選びください。

もしよろしければ、メールにてだいたいのお住まいの地域をお知らせいただけると、「ステロイドを使わない病院」の中でも、情報が入ってきている病院をご紹介することができるかもしれません。
xxxluxelblog@yahoo.co.jp(先頭のxxxを取り除いてください。)
にどうぞお知らせください。


by Luxel (2009-03-16 13:42) 

kta

はじめまして。千葉県在住のktaと申します。
生後5ヶ月の息子の湿疹のことで是非相談させてください。

生後1ヶ月頃から顔に湿疹が見られ、一ヶ月検診時に小児科の先生から乳児湿疹と言われ清潔を保つようにとのことで様子を見ていました。

生後2ヶ月過ぎた頃、顔の湿疹が治まらず、体全体へ広がっていきました。そこで同じ小児科からプロペトとキンダベート軟膏を出され、2~3回塗って良くなったので止めました。その後、また湿疹が出てきて(特に耳の下がジュクジュク)ので、耳のジュクジュク部分のみリンデロンVG軟膏を追加され、それを1~2回塗って治まったので止めました。

ところが、また体全体に湿疹が現れ、今度は皮膚科に行きデルモゾールG軟膏を貰い、それを1日2回で3日間、顔、体全体に塗りました。湿疹は消えましたが薬を止めるとまた出てきました。

今度は違う皮膚科に行き、(生後4ヶ月になる直前でした)アルメタ軟膏とヒルドイドの混合薬を顔、体全体に、アンテベート軟膏(Very strongクラスですよね?)を耳と頸のジュクジュクの下塗りに出されました。混合薬を1週間、アンテベートを3回塗り綺麗になりました。しかし、塗るのを止めるとまた出てきました。完全母乳のため、私が食べたものが母乳を介して食物アレルギーがあるのではないかと先生に相談すると、食べ物は関係ない、とにかく出した薬をちゃんと塗ってくださいと言われるだけで疑問に思い今は皮膚科には通っていません。

ステロイド(混合薬)を最後に塗ってから11日が経ちますがまだ耳周りのジュクジュクが残っていて右頬にも少しジュクジュク、あとは体全体にポツポツした赤い湿疹、膝裏が赤くなっています。昨日からお風呂にいれずに保湿をしていますが、夜中痒がって2,3回起きます。私も眠れずとても疲れがたまっています。痒みを和らげてあげたいのですが、漢方薬が良いのでしょうか?漢方薬を処方してくれる病院をご存知でしたら教えてください。あと一度ステロイドを使わないリストの病院に行った方が良いでしょうか。いろいろ質問ばかりですみません。是非教えてください。


by kta (2009-04-07 18:42) 

Luxel

>kta 様

ようこそいらっしゃいました!
お子さんの引っ掻きで、お母さんも眠れなくなってしまうんですよね。
ただでさえ体力的にキツい授乳期に睡眠不足が重なると本当に大変です。

うちの子よりも早い経過とステロイドの進み具合ですね。
ステロイドをお止めになられているのは幸いです。
このブログの一連の記事を読んでいただければおわかりになると思いますが、
ステロイドだけ塗っても、湿疹の原因を根本的に解決しなければ、必ず再発します。
混合剤には保湿剤も入っていたようですが(ヒルドイド)、もはや保湿で対処できる段階は越えていたのだろうと推測できます。

>ステロイド(混合薬)を最後に塗ってから11日が経ちますが
>まだ耳周りのジュクジュクが残っていて右頬にも少しジュクジュク、
>あとは体全体にポツポツした赤い湿疹、

というお書きの症状から、湿疹に黄色ブドウ球菌などの化膿菌が付着して、痒みを飛躍的に増大させている可能性があります。千葉からでしたら都内の非ステロイドを使わない病院にかかる事ができると思いますので、是非一度は見てもらってください。黄色ブドウ球菌はなかなか落ちないので、ノウハウのある先生に診てもらうのが一番です。

(おすすめできる病院の心あたりがあるにはあるのですが)
具体的な病院名がお知りになりたい場合は、お手数ですが、ブログの「プロフィール」欄にメアドがありますので、こちらにアクセスください。個別にお知らせしております。

(追伸)漢方薬についてですが、今の時期(5ヶ月)ですと、必要量を飲ませるのは至難の技です。どうやっても苦みが出てしまうので、べ〜っと出してしまう赤ちゃんがほとんどです。ミルクに混ぜてもまずダメです。(うちの子も、よく言い含めて飲ませられるようになったのは2才近くになってからでした。)それに漢方薬は効果も個人差が大きいので、今の月齢で無理して飲ませる意義はあまりないと思います。まずは化膿している可能性のある皮膚の殺菌と消炎、その後、保湿や入浴法でのスキンケアをなさってください。





by Luxel (2009-04-08 15:27) 

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