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日本はトルコになるかもしれない [日本の子どもの未来に、大切なこと]

これからの日本は、こうなるかもしれない、という話です。

参院選後の7月15日、日本から遠く離れたトルコで
クーデター未遂事件が起こりました。

首謀者はトルコ軍(自軍)の将校の一部。
理由は、エルドアン大統領の圧政といわれています。

鎮圧されてヨカッタヨカッタ、となるところですが、
問題はこの後。

なんとエルドアンは今後3ヶ月の非常事態宣言を出して、
クーデターの主謀者や関係者を何万人も拘束するのみならず
大学の教員たち1600人を、捜査もせずに一斉にクビにし、
私立学校の教員2万1千人の教員免許も取り消し、
研究者は出国できなくなりました。
海外に行っている研究者にも、自国に戻るよう呼びかけてます。
(私が留学中なら戻りませんね。こんな物騒で強権的な祖国へは。絶対に。)
<まとめサイト>
http://matome.naver.jp/odai/2146898365700154801

といういうように、エルドアン大統領はやりたい放題なのです。

エルドアン大統領の強権政治はもう10年以上も続いていて、
(だから、エルドアンの一存で、福島原発事故後にもかかわらず日本製の原発購入が決まったりいsたのか。。。。)


このクーデターを阻止したのが市民だというので、変な気がしたのです。
”大勢の男たちがレジェップ・タイップ・エルドアン大統領の呼び掛けに応じてクーデターの鎮圧に協力した。今のトルコでは市民の自由は極端に制限され、政府批判はいっさい許されない。強権体質で悪名高いエルドアンを守るために、なぜこれほど多くの市民が立ち上がったのか。"(ニューズウィーク日本版)
 ↓
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/07/post-5524.php

なるほど、人々の間の格差を巧みに利用して政権をとったようですね。
それにクーデター自体、エルドアンが影で糸を引いて、起こした、という説も
クーデター未遂から間伐入れずに彼がやり始めた粛清を鑑みると、「ありえるな」と。

私には、こんな状況が
そう遠くない、未来の日本にも起きても不思議ではないと思います。
あたって欲しくない未来予測ですが、、、、

議席の3分の2を改憲勢力に与えてしまった今、
「緊急事態条項」が国民投票を通ってしまえば、
十分ありえる事態、と思います。

みなさんも
十分情報に気をつけていてください。
そしてできたら、
改憲のリスク(=緊急事態条項の設置)について、周りの人に知らせて、注意を促してください。

トルコがこれからどうなるのか、
日本がとりうる未来のひとつとして、今後も注視していくつもりです。

安倍改憲「緊急事態条項」の恐ろしさ(だまされないで !! ーその4) [日本の子どもの未来に、大切なこと]

今日、私、職場で同じ部屋に同居しているアラ還の、ななめ上くらいの立場にいるおじさんと
ひとしきり選挙談義。

まぁ、なんというか、ステレオタイプ、というか、
普段ご自身の専門以外への関心は薄いタイプ、というか、
ま、ゴシップレベルの情報で満足しているタイプ(ただし、ご自身の専門領域では腕は立つらしい。)
なんですが、たいていのサラリーマンはそんなもんだと思います。
いわゆる「一般人の改憲論者」。

右翼ではない、一般人の改憲賛成派がいかなるロジックで、改憲に賛成しているのか、がわかる典型的な例だと思うので、ここに記述します。

-----------------------------------------------------------------
部屋に入ってくるなり、「見た!?今朝のニュース!フランスでまたテロだよ!トラック突っ込んで70人以上亡くなったって!怖いよね〜〜!」

私「本当ですよね〜〜、最近、日本人もはっきり狙われるようになっちゃったみたいだから、ぼんやり海外に行ったりしたら怖い目にあいそうで、怖いです。」
「もー、安倍首相がエジプトで、テロ根絶のため、2億ドル拠出する、なーーんて言っちゃったから、日本人は世界中どこいってもイスラム国に「敵認定」されちゃって、、、、」

おじさま「でもさ、テロほっとく訳にも、許す訳にもいかないじゃない? あれ(エジプトでの安倍発言)は正しいと思うよ。それに後方支援するって言った訳で、直接殺す訳じゃないんだし。」
「ま、何にせよ、改憲勢力が3分の2以上になってよかったよ」(!!←あんぐり。。。っつか、奴らがやるのは改憲だけじゃないと思うんだけど。。。。)

私「でも、それ(対テロ行動で後方支援)なら改憲は必要ないのでは、、、、?(もう湾岸戦争でも日本はそれやった訳だし。)」

お「だってさ、今、日本周辺もきな臭いじゃない?尖閣とか、竹島とか南シナとか。
中国が発表した九段線の地図なんて、見た!?
九州まで入ってんだよ!?(←ホントか?ネットじゃさがせなかったけど。)
尖閣とられたら、沖縄まですぐぶんどられちゃうよ。」
「中国なんて、虎視眈眈と領土と領海を広げるチャンスを狙ってんだから。」

お「だからさ、日本も軍備が必要なわけよ。わかる?」

お「でも今回、ようやく9条改正ができるようになったから
安心だよ〜、いや、よかったよかった。」

お「でも、こんなに危なくなっても、まだ改憲いらないって連中が多いんだよな。(←ハイ、私です。)」

お「君、新聞とってる?」「何新聞?」

私「○日ですけど、、、」

お「うちもさぁ、ずーーーっと○日だったのよ。だけどさ、慰安婦問題の記事でウソついたじゃない。ま、謝ったけどさ、いまさら、ね。で、とるのやめたのよ、○日」
「知ってる?、同じ事件でも新聞によって書き方全然ちがうよの。意識したほーがいいよ。」(←ハイ、知ってます。それも加味して読んでますよ。うちが変えないのは政権側を利さないため。)

私「はぁ、でもテロは、9条を変えて戦闘機とか戦艦を海外に出せるようになったって、根絶できないかと、、、、(=ハードウェポンは、テロには無力ですよ)」

お「そりゃそーだけど。」

私「それに、東南アジアとかアフリカで武装解除にあたっていた軍事のプロが、この人、以前は9条改憲支持だった人なんですけど、今は、一言一句変えちゃダメだ、って言ってますよ?」

お「え、そーなの? なんでだろ?」(あ、そこは興味あるのね。)

話すと長いので、伝えきれなかったんだけど、
こういうことです。↓ これ説得力ありました。私的に。
中国は軍事的脅威ではありえない。
「自衛隊の軍備を増強」するのは間違い。
http://www.magazine9.jp/article/other/20036/

お「で、あなたはどーなの?改憲に反対なの?」

私「9条はいずれ、現実に即して変えて、自衛権は明記すべきと思うけど、集団的自衛権はまだいらないと思います。」

お「でもさぁ、僕は、日本はフィリピンとかあそこらへんと組んで、中国を阻止した方がいいと思う訳よ。」

私「それは、将来的には。。。。でも、今はダメです。安倍内閣での改憲はダメ。」

お「なんで?」

私「私、安倍さんとそのお取り巻き連中では、戦争に勝てる気がまったくしません。
特に、おとりまきの日本会議っていう右翼がイヤなんです。」
「あの人たちの、女性蔑視ってすごいんですよ?(選択的夫婦別姓反対や、中絶や性教育反対運動や、山梨県での上野先生講演会での顛末を話す。)
9条はともかく、24条を変えられて、ぜーーーんぶ家庭に、女の人に押し付けるのは許せません。
だから改憲に反対なんです。(ほんとは他にもいろいろあるけど、おじさん相手にはこのくらい話しを単純化しないとムリ。)」

と話題が軍事面から離れると、途端に目が脇を向いてモゴモゴモゴ。。。
関心ないのか(←だとしたら、本当に先日ご紹介した菅野氏の日本会議論まんまですけどね。「女子供」の話題だものね。)、あるいは形勢不利と見たか。(←普段、その手のことを、奥さんから耳タコなくらい聞かされていてトラウマ。けっこう家事はするおじさんなのです。奥さんに言われて。)


と、ここでおしゃべりは時間切れ。
まぁ、職場でここまで話せる機会って珍しいし、
このおじさんも、気さくでいい人なんですけどね〜(苦笑)
まだまだ、調査不足ですよ、と言ってさしあげたい。
(まぁ、私も調査の途中な訳ですが。そりゃ、専門家並みに知ってたら、それはすでに「専門家」な訳で。)

で、ここでふと
思ったんですが、
私たちは、こーいう人を「改憲を思い留まるように」と説得しないといけない訳です。

改憲=9条と思っている人は多いし、

「今回はしなくても、いずれ変えなくては、と思ってる人は多い。(私も。)」

でも、9条はもうとっくに事実上、骨抜きになってしまっています。(湾岸戦争からこっち。)
だからこそ、自民党も公明党も「9条は改憲しなくていい」と言っているのです。
みなさん、これを聞いて「じゃぁ、安心だわ」と思いました?
私はこのニュースを知って戦慄しました。

なぜなら。

「我々は
自民党憲法草案
98条・99条『緊急事態条項』
を全力で可決に持ち込む」
と宣言しているも同然だから。

これさえ作ってしまえば。
9条を改憲せずとも
自衛隊(もうその頃には日本軍)を海外に出して戦うことが可能です。

ちなみに、
現在案の「緊急事態条項」のとおり、改憲されてしまうと、
あっという間に日本はナチス・ドイツの再来となります。
なにしろ、総理大臣の一存で「緊急事態宣言」を出せてしまうのです。
(そして現在の総理大臣は「あの人」です。これが一番怖い。
だから私は安倍内閣での改憲に、反対なのです。)

マスメディアは全て政府の道具となり、
私たちに正しい情報は何一つ入ってこなくなります。
そんな中で「正しい判断」をするのがいかに難しいか。

「徴兵制」も思うがままです。
私やあなたのお息子さんも、無関係どころか戦争の当事者になります。
(時期が早ければ、だんなさんだって。)
女の子だって、「女性活躍」とか言って駆り出されかねません。
「うちは娘だから、無関係」とは言ってられません。

ちなみに「緊急事態宣言」が出されると、
内閣総理大臣も、国会議員も、その身分は
「宣言が解除」されるまでそのまま、です。

つまり。

あっという間に、北朝鮮が、もういっこ出来上がる訳です。

正直、どうして先日7月10日の選挙が
国をわける選挙が、

投票率 54.7%

という低調で、

しかも改憲勢力が3分の2を占めるほどの票を集めてしまったのか。

私は不思議でなりませんでした。
だけど、きっと
今日、私がしゃべったおじさんのような考えの人が多いのでしょう。

どうしたら、こういう人に情報が伝わるのか、
考えなくてはなりません。

(それと同時に、日本を脱出する手段も。)

私は、ここに至っての、
一連の政治と社会の流れを、
「あぁ、ナチスドイツは、民主主義の枠組みのなかで
こうやって独裁制を確立していったのか。。。。」と
苦々しい感慨とともに、眺めています。

民衆が、賢くなくては、こういう自己中心的な勢力は止められない。
おそらく今回の選挙で投票しなかった人、
改憲勢力に票を入れた人は、
きっとどこかの時点では後悔するでしょう。

戦後、日本人が後悔したように。
「我々は、いったいどの時点で、間違えたのか?」と。

でも、もう、ほとんど遅い。

安倍自民が改憲を思いとどまることを期待するのは、
「敵に命乞いをする」ようなものです。
期待できない。
改憲に反対してくれる野党にも
私たちは票を与えなかった。

私は3年ほど前からずっと考えてました。
「私たちは、ほかならぬ、自分たち自身のためにこそ、
野党を育ててこなくてはならなかったのに、
それをしてこなかった。」

だから、必要になった時に
誰もが票をいれたい、と思う野党を
私たちは持てていない。

でも、どうやって、野党を育てたらいいのか、私自身にもまだよくわかりません。
先日の選挙戦のさなか、私は地元の野党議員さんにも会いにいき、
質問しました。
でも、まだお返事は来ません。(催促してみて、来たらご報告します。)


次回テーマは「日本の防衛」です。

「Luxelさんが(緊急事態条項だけじゃなくて)9条改憲にも反対なのはどーして?」
「日本はどうやって身を守れ、というの?」

という疑問にお答えします。


天皇陛下の「生前退位のご意志」表明に思う。 [日本の子どもの未来に、大切なこと]

一昨日、
天皇陛下が生前退位したいというご意向を発表されました。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/07/13/emperor_n_10977260.html?utm_hp_ref=japan

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160713-00000090-mai-soci

これを受けて
主要各紙が報道したところを見ると、ソースは相当はっきりしているのでしょう。
「リーク」というレベルではなく、報道は陛下のご意向に沿ったものである、ということです。
<各社報道比較>
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fujisiro/20160714-00059967/

宮内庁は
「報道されたような事実は一切ない」
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016071300971&g=soc
と火消しに躍起なことから、
天皇陛下と宮内庁の間で、おそらく、打ち合わせ等はなかったのでしょう。
山本宮内庁次長としては状況がわからないので、とりあえず否定するしかない。
逆にいうと、今回の報道は宮内庁の頭越しであり、天皇ご自身の意向だとみて間違いない。
(宮内庁は、陛下の御意志を公表するにしても、別のタイミングを考えていたと思う。)

陛下は以前から皇太子様はじめご家族に、以前から生前退位のご意向を語ってらっしゃいましたし、
それは皇室報道にも現れていたので、それ自体は意外でもなんでもありません。
ただ、
なぜ、改めて、このタイミングで、公式と同じ重さでもってメディアに発表されたのか?
考える必要があると思います。

と、ここまで書いていたら、ちょうどいい記事が発表になりました。
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0714/ltr_160714_9900741341.html
(ファクトを報道しなくてはならない新聞・TVに比べて雑誌系は自由度が高くていいですね。
事実だけを並べてもなかなか分かりづらいんですが、こういう、雑誌系の記事は
事実と事実の行間を埋めてくれることがあります。)

天皇陛下のご真意がこの記事どおりなのか、それはわかりませんが、
今の政権に対し、何らかの楔、もしくは抵抗の意味でなされたのは
間違いないように思われます。

上の記事からもわかるように、
今上天皇はかねてから「平和主義」「民主主義」をたいへんに尊重しておられるお方です。
最近は、折々の行事の際に語られる天皇の「おことば」(スピーチ)の文のなかで
国民に「過去を思いだしましょう」「(現行)憲法を尊重しましょう」という意図を込めて語りかけておられました。
それは誤解の余地がないほどに、かつてなく踏み込んだ内容でした。

それに、おそらく皇太子殿下も、民主主義については今上天皇と同じように考えられています。
(秋篠宮殿下のお考えはちょっとわかりかねますが、生前退位については賛成のご様子。)

実は、私、今回のニュースに接して、強烈に思い出したのが、
皇太子殿下と、(前例をやぶって彼を直接に教育なさった)美智子皇后、ひいては今上天皇の民主主義観を示すと思われるエピソード。

以下のことを指摘したジャーナリストやマスコミ人はいなかったように思います。
(ということは、このことをネット上で指摘するのは私が最初?そうだとすると、それはそれで大問題なのですが。)

もう10年以上も前になりますが、
2005年の皇太子殿下のお誕生日の会見でのことです。
<宮内庁資料>
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/02/kaiken/kaiken-h17az.html

このときは、確かTVも入ってのインタビューがあって、
私は皇太子殿下がとある一冊の本を手にするのをTVごしに見ていました。

皇太子殿下は、愛子さまの養育方針の話題の中で、
その本の中に記されている一編の詩をご紹介なさいました。
アメリカの家庭教育学者、ドロシー・ロー・ノルトという人が作った「こども」という詩でした。
(この詩はとてもいい詩なのですが、本記事には直接関係がないため割愛。)

その本とは。

「あなた自身の社会」
( アーネ リンドクウィスト (著), ヤン ウェステル (著), 川上 邦夫 (翻訳) 、新評論)
http://honto.jp/netstore/pd-book_01447713.html

この本はスウェーデンの中学教科書の翻訳本で、
ある意味、無味乾燥にも思えた私の中学時代の教科書とは
びっくりするほどに違っていました。

その教科書は、まず法律というものについての説明と、
人は13歳で働くことができるようになり、15歳で刑事罰の対象となり、18歳で成人し、自分の人生を自分で決められるようになることが記されています。

そして第2章にくるのが「犯罪」。←なぜ?と一瞬思いましたが、これって、子どもが社会人になってからやったら、本人も社会も、一番困ることなんですよね。
七面倒な「お役所の仕組み」、とかではなく、「犯罪」。
犯罪とは何か、から始まって、スウェーデンの犯罪率/検挙率、犯罪の種類(いかにも普通の人がつい犯しそうな、万引きや交通違反などを紹介)、そして「どういう人が犯罪者になるか?(!)」
ーーーー例えば、「子供の育て方が間違っている(時間がない/愛情が足りない/麻薬)」「良い模範がない」「社会が悪い」・・・と続きます。
また、具体的な窃盗事件で「加害者の視点で描かれたストーリー」と「被害者の立場でのストーリー」を併記。
極め付けは
「もし、あなたが今、呑んだくれの親と一緒に、オンボロの高層住宅に住んでいる、いいかげんな子ども時代を送った中学生だとしましょう。あなたには、犯罪者にならない何らかのチャンスがあるでしょうか。」という赤らさまなシチュエーションの提示。日本だと、まず教科書ではお目にかからない表現ですよね。

そして第3章は「警察」。
ケンカして傷害事件をおこした少年”パトリック"が、警察に拘束され、捜査をうけ、拘留→起訴→公判→証人尋問→最終弁論、そして判決をうけるまでの様子が具体的に描かれています。思わず「自分だったら、、、」と考えざるをえません。最後に犯罪者ケアの話もでてきます。

そのあと「あなたと他の人々」の章では、まず「いじめ」の提示、コミュニケーション、リーダーシップ、グループの中での力関係(権威的グループ vs 民主的グループ)だったり、男女平等だけど男の子と女の子の「同じ教育、異なった将来(!←スウェーデンほどに男女平等な社会でもこんな話題が、、)」とか、結婚・恋愛について(インドの若者が日本に似たスェーデンの恋愛と結婚観を批判的に見ている文章がけっこう衝撃的!)、性の悩み相談室の電話番号(!)、アルコールとの付き合い方について(!)、と続きます。

家計の切り盛りの仕方、クレジットカードのしくみとその使い方、ときて

ようやくコミューン(地方自治体)の説明になります。要は「まず個人の生活ありき」なんだと思います。子どもの興味も、まずそこからだし。
この章で自治体の仕組みと選挙、
そして、「コミューンにおける民主主義」のページには
コミューンに影響を与えるいろいろな方法として、
「選挙権/被選挙権(両方とも18歳)」「新聞に投書、ラジオで意見表明」「デモと大衆運動(!)」をあげています。
(選挙で選ばれれば、何をやっていもいい!デモなど意味がない!と考えてるどっかの国の政治家とはエラい違い)
若者の政治参加は「やってみることが大切だ」というコラムも載っています。
選挙権のない若者でも、自治体に働きかけ、賛同者を募り、願いを実現させることができる、とにかく「変えよう」とやってみることが大事だ、と。

ちなみに、この教科書では国政についての知識は出てきません。
コミューンが集まったランスティング(県くらい)が出てくるに止まります。

そして国民にとって重要な社会福祉。出産から始まって、児童福祉、病気になったら(=医療保険と医療制度)、障害者、失業、老人になること、、、、と、ライフイベントごとに必要となる福祉サービスの説明となります。

この本をひととおり読んで。

「あぁ〜、私もこんな教科書で勉強してみたかったよう!」と
羨ましいのを通り越して、悲しくさえなってしまったのです。
「本当の、民主主義国家って、こういうのなのかな。。。」と。

私が中学で学んだ(当時の)教科書は、渇いた知識の羅列のように
制度を説明しており、子供たちに「あなたが社会に出たら、こうなりますよ、社会のきまりはこうですよ」という興味や想像力をかきたてるものでは、けしてなかった。
テストのためにだけ、勉強していたにすぎません。

私はこの教科書が「子どもが、いずれ独り立ちして社会にでていく。そのときになって困らないように」という視点に貫かれて、この教科書が作られていることにたいへん感銘をうけました。

この本はたえず、「あなたが(大人になって)○○(例えば、結婚/出産/病気)したときは〜」と呼びかけ、子供が大人になって社会に加わったときのことを想像できるように書かれています。

そして、なにより、選挙やその他の方法で、「政治は変えられる!」と一貫して教えている点が、すばらしい!!私たち日本人に一番必要なことがここに書いてある。
(「社会を変える試みをせずに、不満ばかり言っている」のはおかしい、というようなニュアンスの箇所もありました。←ドキッ!!)

以前、スウェーデンに住んでいる友人に「日本とスウェーデン、同じ民主主義国家でどうしてこんなに投票率が違うのか?」と問うたことがあるのですが、「(子供が小さい私にはまだ)よくわからない。でも、学校でちゃんと教えるんじゃないかな。それにこの国の大人は"自由"や"民主的であること"をみんな、とても重んじている、と感じるよ」と話してくれました。

私は、この本を読んで、なぜ北欧の民主主義がうまくいって、経済的に潤い、発展していっているのか
理解できたような気がします。

民主主義というシステムは、教育なくしては維持できないシステムなのです。
それはおそらく「民主的な教育を受けた国民」によってしか維持できない。
(米国が「日本では民主化政策はうまくいったのに、アラブ世界ではなぜうまくいかないのか?」と首をひねっていますが、それはそういうことだと思います。)
日本は、何十年にもわたって政治教育を「中立性」の名の下に空洞化させ続けてきました。
その結果、国民の政治リテラシーが育たなくなり、その集大成が、今回の選挙結果です。
世界で最高レベルといわれる民主憲法を、維持できなくなってしまった。(と、あえて断定調でいいます。)

最初に戻って、
皇太子殿下はなぜ、こちらの本でロー・ノルト博士の詩をご紹介になったのか?
というのは、
2005年当時、すでにロー・ノルト博士自身の本「子どもが育つ魔法の言葉」というのが廉価な文庫本でも発売されており、「子ども」という詩はこちらにも掲載されていました。

一方で、「あなた自身の社会」のお値段は2000円あまりもします。
なぜ、皇太子殿下は手にとりにくいこちらをご紹介になったのか・・・?

なぜ、殿下は庶民が手の取りやすい価格の、作者自身の本ではなく
この「あなた自身の社会」を紹介なさったのでしょうか?

それは
やはり殿下が、
「この本(=「あなた自身の社会」)を、国民に読んで欲しい」と願ったから。

そうとしか思えませんでした。
私は「あなた自身の社会」を読んで、そう確信しました。

2005年の当時は小泉政権の末期。
小泉=竹中蔵相指揮のもと、すでに派遣労働者法が改正され、非正規雇用が増え始めていました。
この3年後の2008年、年越し派遣村が日比谷公園に開設されます。
その流れは2005年段階ですでに予見されていました。

(知ってました?竹中平蔵元・大蔵大臣は現在、派遣業大手「パソナ」の会長の椅子におさまっています。でも、小泉自民を選べば、格差を助長するような改革をすることはわかっていて、国民は彼を選んだのです。この時はまだ、メディアへの圧力などは無かった(はずです)。

また、小泉政権下、PKO任務のための自衛隊のイラク派遣が始まりました。(自衛隊史上、初の海外派兵となりました。)
※現在派遣中の南スーダンでのPKF活動は国連軍として、です。イラクは自衛隊として。この区別は重要。

皇太子殿下は
「自分たちの社会について、考えたことがありますか?」
「社会はあなた方の一票によって、変えられるんですよ?
今の社会の、その流れでよいのですか?」
と問いかけられていたように、思われてなりませんでした。

以来、私は皇太子殿下のファンです。
そしてこの方の社会意識、民主主義観といったものは
天皇と皇后のお二人によって育まれたのだろうと思います。
その天皇陛下が改憲の動きに対して、数年前から
あれだけ多くの制約を受けながらも、懸命に闘ってらした(それは「おことば」の端々に現れれていました。)のを、私は気づいていました。

連綿と続く天皇家、日本の歴史に寄り添い、ときに背負ってこられたその血筋を受けた天皇陛下が、
日本の未来、私たちの未来に対し、お持ちになっている危機感は、
歴史的な視点に立ったものだと思います。
私も、陛下の認識に同じ思いです。

「天皇陛下が生前退位を希望」のニュースを目にして
私は目頭が熱くなる思いでした。
陛下は日本のために、私たちのために、戦ってくださっている。
(確認の仕様はないですが、私は読み間違えていないと思います。)

純粋に、軍事・国防の面に立てば、
私は改憲、特に9条をめぐるそれは、方向によっては賛成する部分もあります。
ただ、安倍政権の元で、それが正しい方向に向かう気が、全くしないのです。
安倍首相に、軍事面での最高指揮権を預けることは非常に危険です。彼にその力量はない。(これまでの答弁からも、彼の知的レベルが非常におそまつなことがわかります。言葉で戦えない政治家を、どう信用しようというのでしょう?ましてや今回選挙では争点隠しのペテンのような戦術で大勝しました。)

軍事・国防は外交と表裏一体でなくてはならない。
軍備の面では有事に備えておくものの、可能な限りそれを使わないですむ努力を
ぎりぎりまでする。
その外交面での力量が、どうにも心もとなく感じるのです。
今の日本の、政治や官僚に、その力はあるのか?疑わしく思っています。
いえ、それ以前に、日本人に軍事を含めた外交を理解し、支える民度があるのかどうか疑わしい。(この点、安倍首相だけを非難できませんね。彼を選んでしまったのは私たちですから。)

昨年、日本人が狙われたチュニジア銃撃事件を受けて、外務省が適切な対応をとっていれば、
つい先日のバングラデシュでの犠牲を出さずに済んだのではないか?
それはそんなに難しいことのようには思われません。
テロ対策をしなかった、黙殺した、ということは、政府や外務省に情報収集能力がないか、「邦人の命を守る」気がないか、そのどちらかです。
そんな政府に、私は自分や子供の命を預ける気が全くしません。

むしろ、安倍氏の政権基盤を支える彼ら(日本会議)は日本を外国から守るよりも、日本人の自由や人権に、特に彼を支持する日本会議は女性の自由や権利に制限をかける方に熱心なように見受けられます。すでに東京都知事選で、自民党議員に対して「親族がその他の候補を応援することを禁ず」との通達がだされました。(本人だけじゃなくて、親族まで拘束!?現行憲法は「個人として尊重される」と言っていますよ?もう改憲したつもりなの!?)

私は、日米安保が実際に破棄されるギリギリまで、
日本は現行憲法を維持し、
国際社会で「平和の象徴」としての地位を占める
べきだと思います。
(ちなみに日米安保破棄の通告期限は1年前です。)

「象徴?なんだそりゃ。攻撃されて、滅ぼされたら意味ねーじゃん」
そんな声が聞こえてきそうです。
でも、じゃぁ言いますが、「象徴としての天皇」は無力でしたか?
陛下が東南アジア諸国を歴訪したのは、関係修復に役に立たなかったと?

政府は陛下の願いを拒否したようです
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6207715
が、私は、
心から、天皇陛下の戦いを応援したい、
できることがあれば、したい。
そう思います。

それは例えば、政権(ホームページ)や閣僚議員の事務所、宮内庁に
メールを送ったり、電話やFAXをしたりして
意見を伝えることで、できると思います。
それが世論をつくる、ということです。

子育て中で、身動きとれない私たちでも、このネット時代、やれることはいろいろあります。
政治参加の方法も。
狭い部屋の中でブツブツ文句を言っているだけでは何も変わりません。
虚しいつぶやきです。

<↓こういう記事も。世論は大事。>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160714-00050117-yom-soci

善は急げ!!
(タイミングは大事!
あ、個人情報の記載は、くれぐれも慎重に!)

右翼に乗っ取られた日本を、女は黙っとったらイカン!!(だまされないで !! その3)  [日本の子どもの未来に、大切なこと]

今日の記事は、ここのブログにいらっしゃる皆さん全員に読んでもらいたいのです。

アトピー・アレルギーの記事を必要とされる方は、
そちらを先にご覧になってからでかまいません。
でも、必ず今日のこの記事に立ち戻って、読んでから帰られてください。
(いわば、このブログの入場料、と思っていただければ。。。m(_ _)m

昨日、私は
「あぁ〜、もう日本が民主主義の国じゃなくなっちゃう。これが日本人の総意だというのなら、私や子供の居場所は、この国にはないわ。。。」
という自分の思いを記事にしてアップしました。

ごめんなさい!!
その記事、取り下げます!!、、、までいかないけど、当分の間 "ペンディング”します!! m(_ _)m
コメントくださった、ママさま、リズさま、sunさま、どうぞ今日の記事を読んでください!!

安倍首相の応援団として急にクローズアップされた感のある「日本会議」という団体についてです。
<東洋経済オンラインの記事>http://toyokeizai.net/articles/-/126794
(いわずと知れたビジネスマンの愛読4誌の一つ、「週刊 東洋経済」のネットサイト)

<リテラ>http://lite-ra.com/2016/07/post-2411.htmlM
(「リテラ」のスポンサーは独立系雑誌の「日刊サイゾー」)

雑誌系のメディアがやっと掲載しました。どうして選挙前に掲載してくれないのかしら、もう!、、、
大手メディアに至ってはいまだに沈黙。最近、読む価値あるのは独立系とか雑誌系のサイトばかりです。まったく、、、新聞代払ってるのに。ブツブツ。。。

「え?え? 話がよくわからないわ??」
という方は、前の前の記事
「右翼に乗っ取られる日本 (だまされないで!! その2)」
からお読みください。

「なんか、またLuxelさん、訳わかんない団体のこといってるわ〜」
とか呆れて眺めてるそこのアナタ!!
今日の記事こそが、このブログのマスト(絶対読まなきゃダメ!)記事なんですよ〜!! あなたにダイレクトに関わることがらなんですから!!

私たち女性、特に子どもを持つ女性は、 絶対にこの団体の動きに、黙っていてはいけません。絶対に!!
たとえ選挙が終わっても、この記事だけは書かなくては!!と、眠い目をこすりつつ書いています。

正直、改憲の話や、9条の是非や、緊急事態条項の新設
なんてのは「表(おもて)の話」だったのです。
そこの議論はいったん脇に置くことにします。

というか、私もすっかり、そっちに気をとられて、本質を見ていませんでした。
そのせいで、昨日、「日本がヤバくなったら、子供つれて日本を出ていかないと。。。」というような記事を書いてしまいました。
すいません、昨日の今日ですみませんが、あれ、ちょっとペンディングです。m(_ _)m

だってね。
「この事実」を見つけたら、もーーー腹がたって、腹が立って、
おとなしく出ていく気、失せましたよ。

なんで、私らが、

少数のオッサン(←おじさん、じゃないですよ!注意)のせいで

民主主義を放棄させられて、

あまつさえ、子ども抱えて、国を出ていかにゃならんのかい!?


戦後、(建前でもなんでも)順調に民主主義国家としての道を歩んできた日本の、
日本人の努力を、砂上の楼閣のようにくずれさせようとしている病巣は。

やはり。

日本会議

この団体で、間違ってなかった!!

日本会議と安倍首相の持ちつ持たれつの関係の、真髄を
私たちすべての女性は知らなくてなりません。

つまり。
こういうことなんです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

前の記事で私はこの事件について書きました。

「上野千鶴子氏(東大社会学元教授。専門は女性学)の山梨市講演会の中止撤回」
http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/17/chizuko-ueno_n_4977130.html
http://blogos.com/article/83724/
(↑上野氏自身が詳細を暴露しています。)

私はこれをよんで「そうだったのか!!」と膝を打ちました。
でも、それでもまだ足りなかったんです、理解が。それが今日、やっとわかった。(え、遅い? すみませんっ)

この山梨のニュースを耳にした当時は
「ん??山梨市あたりって随分、旧弊な土地柄なのね。まるで○州(←男児で有名)みたい。
日本の地方って、けっこう男尊女卑が残ってんのかしら。。。」
(←わ〜、山梨の皆さん、ごめんなさい、偏見でした![あせあせ(飛び散る汗)]今となってはわかります。ちゃんと"開催中止反対"のご意見も、どっさりきたんですものね!)

くらいに思ってたんですよ。
そしたら、つい最近、この山梨市長(望月清賢氏。あら、まだ現役で市長なのね。。。)が「日本会議」のメンバーって知って、びっくり。(事件2年後に真実を知る私、、、、)
http://blog.goo.ne.jp/teramachi-t/e/a073ad2b4306e647434dc1f27829bec5
(あ、これが今日の目玉の紹介サイトじゃないです。あしからず。)

たぶんね、最初の「10本のクレーム」というのも黒子(日本会議の他のメンバーたち)の仕業で間違いないと私はにらんでいます。いわば自作自演。
なぜなら、

こちら↓↓(大暴露!!
http://togetter.com/li/994270
(今日の目玉!!)

「そ う だ っ た の か !!」


いやも〜〜〜、膝をうちましたよ!!

カラクリが、見えた!!!


「コ イ ツ ラ か !!」 [むかっ(怒り)][むかっ(怒り)][むかっ(怒り)]

ちょっとページから引用しますが、
ぜひぜひ、元のページをごらんください。
(日本会議について詳細に調べ上げ、「日本会議の研究」を書いた菅野完氏のインタビュー)

菅野 (多くのインタビューに答えて)"僕の答えはこうだ。
「彼らが成功体験として誇るのは『元号法制化』です。しかし彼らのその他の運動は、すべて、『反対運動』であることをご存知でしたか?」とまず確認する。だいたいみなさんご存知ない。だから具体例を挙げる。"

"「日本会議は、とりわけ細川内閣誕生以来、『壮大なる反対運動団体』になってるんです。曰く、『男女共同参画反対』『慰安婦報道反対』『夫婦別姓反対』『性教育反対』と。40年近くある彼らの歴史は、ずっと反対運動の歴史なんです」と、具体例を挙げる。"

"で、ここで僕は、「こうして、列挙してみましたが、何かお気づきになったことありませんか?」と尋ねてみる。するとみなさん、ポカーンとされる。だからそこに補助線を引く。"

"「彼らが反対運動を起こすのは、男女共同参画にしても、慰安婦報道にしても、夫婦別姓にしても、性教育にしても、全部、『女子供』の話なんです」と。ここまで話しても、だいたいの人は気づかない。"

"だからもう一度念を押す。「男女共同参画にしても、慰安婦報道にしても、夫婦別姓にしても、性教育にしても、全部、『女子供』の話です。これ、皆さん方、メディアの人々も、そしてその需要サイドである我々社会も、最もバカにする分野の話ですよね?」と念を押す。ここまでくると反応が分かれる"

ね!?

もう〜〜〜、絶対、絶対!! 元のページで前後の文脈まで確認してくださいねっっ!!
http://www.sugano.ne.jp/2016/07/01/post-187/
その前後の文脈の方が、むしろ大事だったりします!!
(あ、このサイト、前の前の記事でご紹介した本「日本会議の研究」の著者サイトです。)

私たち女性を圧迫し、(子育ても、仕事、介護も)押し付け、そのくせ平等には扱わない、権利も認めない。

そういう動きは、
私てっきり「どっかのオッサン団体がやってんだろうな〜〜、うるさい人達って、けっこうあちこちに、たくさんいるんだな〜」くらいに思ってて、
まさか、ぜーーーんぶ、一つの団体がやってるなんて、思ってもみなかったんですよ!!
(ついでに歴史修正主義本の「新しい教科書をつくる会」も、この団体の別働隊。)

もうね。

どんだけ、運動上手なんだよっっ!!

って。
リベラル系の市民運動(「9条の会」とか)より、はるかに
はるかに、したたかに、しつこく、60年近く、
こいつらは、日本会議の奥の院に居座るじじぃ達は
ずーーーーーーっと、
こんなんことばっかり、やってきたんだわっっ!!

(それだけで、よく飯が食えてきたよなぁ、、、あ、宗教団体をとりこんでいるからか。
信者の「お布施」から、彼ら「専従職員」の給料が出てるのか。。。)


みなさん、もしご自身のサイトとか、持ってらしたら
ぜひぜひっっ!!
このまとめサイトを拡散してください!!
http://togetter.com/li/994270

あ、こっちの本物サイトも、是非!(こっちの方は次々に情報入るみたい。)
http://www.sugano.ne.jp/2016/07/01/
日本の全ての女性が、「日本会議とはなんなのか」を知るべきです。
(そして、どうしてこのことが今までメディアやジャーナリズムから無視されていたのか、も。)

なぜなら、
憲法が改定されるとしたら、「24条から」という可能性がけっこうある。

24条ってなんだと思います?
 ⇩
 ⇩
 ⇩
コレ

そう。「家族条項」といわれる。
<現行憲法>
第24条 
婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。

2 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。

これが
<自民党憲法草案>になると

第24条 家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない。

2 婚姻は、両性の合意に基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。

3 家族、扶養、後見、婚姻及び離婚、財産権、相続並びに親族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。


自民党憲法草案の方は、第1項が加わっただけで、2、3は現行法に同じ。
うっかりすると「何が違うの?」と思うでしょう? 
でもね。法律って一言一句、厳密なんですよ。(理系の私には、この厳密さはよくfitする。口語はあいまいで、理解に苦しむこと多いのと対照的。)

現行法とどう違うのか? とってもわかりやすい解説をリンクしときます。
http://politas.jp/features/10/article/499

もっとぶっちゃけて言うと、
「介護は家族でしなさいよー。家族は助け合うもんです。」
「生活保護も、まずは家族が養ってね。それができなくなったら、やっと国が面倒みてあげますよー。」
「保育園? そんなぜいたく言ってないで、子どもの面倒は親族の中のヒマな人とか、ジジババにみてもらって、アナタ働きに出なさいよ。ホラ、女性活躍するんでしょ!」
ってなりますよ、絶対!

現行憲法の基本である「個人」が自民草案の「人」になるだけで、
これだけの違いが出てくるのです。
つまり、女性に何もかにも背負わそうとしてるんです!

世の中、子供を虐待したり殺したりするロクでもない親だって
親を虐待する娘息子だってたくさんいるのに。。。
「あなたは、一人一人が、かけがえのない"自分"なんだよ」
そう言ってくれているのが、現行の憲法なのです。

みなさん、どうぞ
私のこの記事でご紹介したサイトを、
できるだけたくさんの人に、広めてください。
日本会議というものがどういう考えを持つ団体なのか、
知ってもらってください。
ブログでも、Facebookでも、ツィッターでも、対面でも、なんでも構いません。
このブログの記事のURLごと知らせていただいて構いません。(トラックバックっていうんでしょうか、こういうの?)

それから、
山梨市でおこったような女性差別や妨害行為に気づいたら
「クレームバスター」として、「そういう行為は正当ではない」という意見を
役所なり、主催者なりに、マメに伝えてください。
品良くだまっていると、クレーマーの主張ばかりが通ってしまって、
気づいたら、「男女平等」が揺らいでいる、、、、なんてことになりますから。

こういう反動的な方向へ、社会が後戻りするのを防ぐために、
一人一人がほんのちょっとずつでも、意見を表明し続けることが大事なんだと思います。

どうか、是非!!
よろしくお願いします。

m(_ _)m

(追記)昨日の記事で、昨年3月のチュニジア銃撃事件の件のソースが見つかりましたので、貼ります。
http://ameblo.jp/arte-geijitsu/entry-12178711225.html
こういうふうに、はっきり日本人を狙って殺したのです。
このことが報道されていたら、つい先日のバングラデシュでの虐殺の悲劇は防げたかもしれない。。。。

おまけ


日本の民主主義が死んだ日 [日本の子どもの未来に、大切なこと]

<すみません、この記事はペンディング中です。(2016.7.13)>
内容的には間違っていないのですが、国民投票までに、やるべきことは、まだありました!!
↓の記事をご覧になってください。
http://sibelius.blog.so-net.ne.jp/2016-07-12

===============ここから、記事本文===================

(このブログを見に来られる方になら届くかな、、、、と思って書いています。)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
選挙直前(2016.7.10参院選)から連載を書いています。
まだの人はコチラからお読みください。

だまされないで!! 〜最後の選挙〜 (2016.7.4)

右翼に乗っ取られる日本 (だまされないで!! その2)(2016.7.7)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2016年の7月10日は

日本の民主主義を国民自らが殺した日として歴史に記憶されるでしょう。

しかも、
投票率75%で僅差のBrexitとちがって、

昨日の「改憲がかかった」参院選の投票率は54.7%と、
戦後4番目の低さです。
これが日本人の「民度」なのです。

しかも、
国民ははっきりと
憲法改正が可能な議席数(全議席の3分の2)を
どのような憲法にしたいのかを表明している与党へ投票しました。

昨日、たまたま会ったママ友2人が「選挙にいかなかった」と言うのを聞いたとき、
「あぁ、この国は、ダメだな、、」
と。
子供を守る意識が一番強いはずの母親達が この程度の政治認識では
もう流れに抗うことなどできるはずがありません。

福島で人類史上に残るほどの原発事故をおこして、子どもの命が危険に晒されたのに、
政治に原発を放棄させることができなかったのは、
偶然ではなかったのです。
母親達の危機感が政治に結びつかなかったが故の必然です。
母親の、いえ、国民全体の民度(レベル)が低すぎるのです。

私は、自分の属する民族が、歴史に学ばず、
もう一度、戦争をする道を自ら選んでしまうのを
指をくわえて見ている他りません。
そのことが今日、決定的になりました。

なるほど、
戦前のドイツのワイマール憲法は
民主主義の下、こうやって国民が合意を与えたも同然の選択をした結果、
骨抜きにされ、ドイツは戦争への道を突き進んでいったのだなぁ、、、、と実感しました。

3年前も衆議院選挙の際、
仕事でたまたま言葉を交わした60代の、それなりにきちんとした学歴&職歴のおじさんが
「まさか、徴兵制なんてありえないよ」と笑って、選挙で自民党に投票する、と言ったのです。
私はそのあまりの平和ボケさ加減に、目眩をおぼえました。
(その人は「経済的徴兵制」という概念を知りませんでした。)
と同時に、世代間や性別による意識の大きなギャップを感じました。

「民主主義」というシステムは
きちんと「民主主義とは何か」を教育された国民達でないと
支えることができないのです。

(エジブトの「アラブの春」でも、イラク戦争のその後でも
民主主義が根づかなかったことからわかるように。)

そのことがはっきり、昨日わかりました。

私もこの方↓の意見に賛成です。
http://blogos.com/article/182788/


もう日本人は世界のどこへ行っても安全ではなくなりました。
安倍首相がイスラエルでISに敵対することを表明したために、
後藤さんは殺されました。
(国民を人質をとられた状態で、わざわざ声高に全世界にそのことを表明する必要はなかったはずです。)

その後おきた、2015年3月18日のチュニジアの博物館襲撃(日本人3人死亡)、
同10月におきたバングラデッシュの日本人殺害、
つい先日おきたバングラデシュの襲撃事件(日本人7人死亡)、
と、
日本人は確実にテロに狙われる対象となりました。
<チュニジアでは、日本人を選んで殺した↓古賀茂明氏のサイトより>
http://ameblo.jp/arte-geijitsu/entry-12178711225.html
これって、メディアが一切報じてないですよね。。。コワイ。。


日本をそういう国(有志連合の国)であるとアピールするような人物(安倍首相)を、私達はまたしても選んでしまったのです。

(日本は安倍首相のイスラエルでの演説以来、ISに「敵対国」として認定され、ISの機関紙DABIQにもそのように掲載されています。
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-3431.html
ここを見てくださったみなさんにお伝えしておきますが、
外務省の海外安全情報はあてにはなりません。
みなさん、海外旅行の際はくれぐれも日本人とバレないように注意しましょう。←脅しで言っているのではありません。裏情報ありです。)


私は、子供達を海外に逃がす方向で
教育の舵を切ります。
そのために経済的にも私は何がなんでも頑張って稼がなくてはなりません。

男のお子さんをお持ちの方は、特に気をつけてくださいね。
10年、20年後に20代を迎えるお子さんをお持ちの方は。
「戦争にとられる」将来が待っているかもしれません。
(そのリスクは昨日、飛躍的に高まりました。)

うちの下の子は受験はさせないで
公立に行かせるつもりだったのですが、そうすると「物を考えない若者」になりそうです。
なので、中学受験で海外大学進学に強い学校に行かせます。
(私立中の教育が素晴らしい、と言いたいのではありません。お金を払って、手段として利用します。)

この後、しばらくの間
今回の選挙を巡って考えたことと今後の予測を
ここのブログにぼちぼち記録しておこうと思います。
それが終わったら、
今後、更新頻度は落ちると思います。(←「中学受験は親が9割」は本当。orz)
ここのブログのアレルギー情報を見にきてくださる方には本当に申し訳ないですが、、、。
「アトピーさえ治れば、幸せになれる国」ではなくなってしまいました。

みなさん、
私の話を「オーバーだなぁ、、、」とお感じになりますか?
もし「自分の周りには誰もそんなふうに政治のことを話題にする人はいないわ」と思ったのなら、
あなたは自分の「社会的クラス(階層)」を意識した方がいい。

少なくとも私の同級生女子(子持ち)の何割かは、私と同じ危機感を共有しています。
(県でトップの公立進学校でした。←当時。皆それなりの大学に進学し、職を得ました。
その職を継続しているか/いないかは、子持ちかそうでないか、によりわかれますが。
子どもの海外進学をめざすのはこういう母親達なのかもしれません。)

情報は同じ階層の者同士でしか回らないものです。
こう書くと、私のことを経済的/知的差別主義者のようにお感じになり
不愉快になる方がいらっしゃると思いますが、
これが現実です。
(もちろん、高卒でもきちんと考えている方もママ友にいるし、
のほほんと関心を示さない大卒ママもいます。学歴にはそれほど相関していません。
やはり一番相関するのは、自分の育った家庭の政治リテラシーの高低だと思います。)
それに、私自身、自分より上の階層の情報にはアクセスできていないと思います。

それでも子供を守っていく必要に迫られて「社会の行く末を読む」ためには、
政治リテラシーは欠かせません。
ドイツから脱出できたユダヤ人は「歴史の動きを読む能力」を持った階層だったように思います。

このブログを見に来られる方は
「子供の健康を、医師に頼りきりにせず、
自分の力で守ろう、という意識のある人」だと思います。
そういう方になら届くかな、、、と思って
書きました。

私の予測が当たるかどうかが判明するには今後10年、20年かかります。
その証拠に、このブログは
更新しなくなっても残しておくつもりです。

(前回の選挙のときに書いた、「日本人は世界中でテロの標的になる」は当たってしまいましたね。。。あ、もちろん私だけの予言ではありませんが。そういう予測をしている識者は複数いました。)

このブログが閉鎖されるのは、
旦那がso-netを解約するときか、
当局が目をつけて「反社会的」と認定し、圧力がかかった時です。
もしこのブログが予告なしに閉鎖されていたら、後者だと思ってください。

どうぞ皆さま、Good Luck!!
自分の子どもを守りぬいてください。
お互い、現実世界で頑張りましょう!



右翼に乗っ取られる日本 (だまされないで !!  その2) [日本の子どもの未来に、大切なこと]

ついさっき放送された、TV朝日系「報道ステーション」が異様でした。
国政選挙前日とは思えないほど、明日の選挙の扱いが少ない。
というか、ほとんどなかった。。。と思う。私が見過ごした??と思うほど。
こんなこと、いままでありえなかった。

もうここまで、報道は抑え込まれてしまっているのでしょうか、、、?

いよいよ明日。

日本の、国としての大転換を決定づける日かもしれません。

明日の参院選は、過去2回の国政選挙よりも
はるかに重要です。

もし選挙で転換が起こってしまったら。
自民党単独、あるいは自民党と公明党で、全議員の3分の2以上を占めてしまったら、

「英国のEU離脱」以上の、方向転換になるでしょう。

今から不安で、今夜は眠れそうにありません。

戦後の「民主主義教育」を受けてきた人間にとって、
明日の選挙の結果次第では
受け入れがたい世界がこの日本に現出してくることになるのかも、、、と私は怯えています。

(戦前までの「皇統教育」(=天皇を中心とした国家観)を受けてきた人の中には、
あるいはその流れを汲む人にとっては
「懐かしい」「嬉しい」と感じる人もいるのかもしれませんが。)

前の記事でみなさんに、
「よく考えてご投票ください」とお伝えしました。

でも、もっとはっきり言います。
自分たちで自分たちの社会のあり方を決められる「民主主義」国家でありたいと願うのなら。
自民党と公明党、おおさか維新、日本のこころ、の4党には入れないでください。
野党共闘の候補(民進、共産、社民、生活)にお願いします。
はっきり言います。
改憲に反対する候補なら、どんなに頼りなく見えても、入れてください。
それが「よりましな」選択なのです。
野党の質を問うている余裕はありません。
なりふりかまってはいられないのです。

これで改憲されるようなら。
日本人に「民主主義」という制度は、「身の丈に過ぎた宝」「猫に小判」な制度だったのです。
残念ながら、私たちは、これを維持するだけの民度に達しなかった。
民主主義は、家庭の内外で、高度な政治教育を受けた人々だけの集団でしか維持できない。
日本人は戦後の教育に政治的偏向を注意深く排除しすぎました。
私たちは「民主主義とはいかなるものか」を子供達に教育しなくてはならなかったに、
それを怠った。民主主義は、教育を怠る民族には維持できるようなシロモノでは、ありません。

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安倍政権・自民党と右翼団体「日本会議」の癒着

安倍首相とそのとりまき議員たちはいまや、表の世界からは想像もつかないほど
右翼団体とどっぷり&べったり依存しています。

その名は「日本会議」。

彼ら自民党議員は当選するために日本会議の支援をうけています。
ご存知でした?

その右翼団体というのは
いわゆる、「街宣車でがなりたてながら公道を走るアレ」ではありません。(あれを「古典的な右翼」と称しましょう。彼らは見るからに「異端」なので、私たち普通の人にとって脅威ではありません。)

古典的右翼団体とは違って、「日本会議」(その前身は宗教関連団体「日本青年協議会」)は、地道に署名活動や地方議会に請願書を提出する右派市民団体がその正体です。男女共同参画的な行政のうごき(代表的なのが「選択的夫婦別姓」の流れ)やTV番組にネットや電話で匿名の個人としてクレームをつけたりもします。地道に。(←これって、かなり怖いですよね。。。ボディーブローのように効いてくる。。。)

でも、私がこの団体のことを詳しく知ったのはつい2ヶ月ほど前でした。
(遅いですね。。。「日本会議」の名は新聞にさえ広告を出していたので、1年ほど前から知っていたのですが、、、調べることしませんでした。)

実は、新聞報道にのったこの事件↓も、日本会議がらみだったのです。
「上野千鶴子氏(東大社会学元教授。専門は女性学)の山梨市講演会の中止撤回」
http://blogos.com/article/83724/
(私も数日前に知りました。
最初のクレーム10本って、「日本会議の一般メンバーが匿名で?もしかして市長とグルで?」って考えてしまいます。)

私が安倍氏とその取り巻き(日本会議に入っている議員)をまったく信用しないのは、
彼らが、民主主義というシステムの土台となる「基本的人権」や「平等」、「平和の尊さ」というものを、どうやら わかっていない、というよりは
それらに価値を置いていない、と私が思うからです。
(米国のトランプ氏も、おそらく価値をおいてない。)

なぜこういった考え(人権、平等)が大切か、簡単に記します。 (「そんなの自明よね!」と思う方は飛ばしてください。) 「人権」や「平等」は純粋に観念的なものであって、 人々の頭の中にしか存在しません。

こういった概念抜きに人間という種を生物として眺めると、 人間は全然平等ではないし(→様々な能力の優劣、うまれつきの障害、等) 通常、生物は弱い個体は強い個体に駆逐される「弱肉強食」。 それが動物の世界のルールです。

そこに「侵すべからざる 人権」と「平等」という概念の導入に成功して、やっと、 人間は「強い個体が弱い個体を駆逐する」だけの世界から解放され、 たくさんの人が集まって、国家を作っても 争いなく平和に暮らしていけるようになったのです。(いちおう) (そういう意味では、暴力は「人権を侵害する行為」であるので、すべて反社会的であると断罪されます。) その流れで、「男女平等」という考え方も生まれてきました。


安倍首相は自著「美しい国へ」で、「(拉致を放置しない)国民を守れる国へ。毅然とした国へ」と熱意を語っています。(「だから軍備を増強して、戦争のできる国にして、他国の侵攻に備えよう!』というのは、あまりに短絡がすぎます。それを否定はしませんが、やるべきことのごく一部です。)

ですが、そのほかのことを、彼はあまり言及していませんでした。
それが第二次安倍政権になってから、彼とその取り巻き議員がどういう社会を望んでいるのかが
明らかになってきました。
「特定秘密保護法」「安保関連法」の議決の影に隠れた感がありますが、
「3年抱っこし放題育休」(←共働きにはエラく不評。女だけかい!それよりはパパ育休義務化の方がよっぽどうれしい。)
とか
「三世代同居促進でジジババに育児手伝ってもらおう」(←じっさい、ジジに子供面倒を見るスキルはほぼ無いので、ババにしわよせ。育児が終わらないうちに介護が必要になる可能性も。)
とか、
「はぁ? 時代錯誤もいいかげんにしろ!!」
と言いたくなるような政策が、何故でてくるのか?

これらの政策案の根底には古典的な「家族主義」「父権主義」があります。
そのしわよせを受けるのは主に女性でした。(介護の負担と絶望にたえかねた「介護殺人」が多発し、それをうけて介護保険ができた、という経緯があります。)

なぜ女性に「あれも、これも、それもしろ」的な、およそ先進国とは思えないような政策を、政府が打ち出すのか、本気で不思議でなりませんでした。
(仕事も、育児も、家事も、介護も、なんて無理ですっっ、てば!!)

「オッサンはともかく、なんで女性議員まで(山谷えり子氏とか片山さつき氏とか稲田朋美氏とか)
安倍さんのお取り巻きはそろいもそろって価値観が復古調なの?」と
と不思議に思っていました(=今どきこんな「オジサン的価値観に迎合する女性議員が、よく生き残ってるなー、と。)。。。


「なんか、安倍首相のお取り巻きの人って、変な人、なんでは?」

と思い始めた私ですが、
はたして、この「勘」は当たりだったことが
最近わかりました。

彼女らは「日本会議」という右翼団体に入っているのです。

「自民党と日本会議」の関係は、いわば、「公明党と創価学会」のような関係です。
そして日本会議所属のメンバーの投票率は100%。
そして、署名活動も、地方議会請願も、メディアへのクレームも、
組織的に、あるいは個々に行う。
こういった強固な支持団体を持つ政党は
気まぐれで移り気な無党派層を基盤とする大衆政党よりも、はるかに選挙に強い。

ではその、日本会議とはどういった団体なのか?
どんな人たちが構成しているのか?
と疑問に思っていたら、ちょうど良い本が!

<参考図書>
「日本会議の研究」(著)菅野完(扶桑社新書)
http://honto.jp/netstore/pd-book_27822872.html
なんと、発売当日に、当の右翼団体「日本会議」から
出版差し止めの申し入れ書が届いた、話題の本です。
(それだけ図星をついていた、ということでしょう。
著者の調査資料は段ボール12箱分に及んだ、という力作です。
「内容が真実ではない」という日本会議に対して、全て反論できる根拠がある、と著者がインタビューに答えていました。新聞にはできない仕事って、こういうものなんだなー、と思いました。)

今は日本会議についての書が何冊か出てますが。5月の時点で発売されていたのはこれだけでした。
(修正歴史観の検定教科書を子会社から販売している扶桑社が、この本を出版するとは!
・・・吹きましたよ。)

とはいえ、今からこの本を選挙前までに全部読むのは無理でしょうから、
こちらに完結な記事。(私の筆力では無理なので、、、ぜひこちらだけでもお読みください。)

<現代ビジネスの記事>
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48784

いかに、教義が異なる宗教ごった煮団体なのかがわかる記事。
<バーバービジネスオンラインの記事(上記の本の著者の連載記事)>スポンサーは扶桑社
http://hbol.jp/28320

この団体(日本会議)は公式には1997年、「日本を守る会」と「日本を守る国民会議」が合併してできた民会団体ですが、中枢に座る人物・椛島有三(事務総長)は宗教法人「生長の家」(←明治期にできた、いわゆる「新宗教」の一つ。)を母体として、学生運動のときにできた学生団体を立ち上げた人物です。
ずっと右翼の世界を渡り歩いてきたこの人と、その周辺の人(実はこの人の後ろに、最奧の人物がいるのですが、詳しくは上記著作を読んでください。)たちが日本会議という宗教混成団体を牛耳っているのです。
宗教団体の特徴は、イベントの動員率、選挙の投票率が非常に高いことにあります。
つまり、全体の投票率が低ければ低いほど、彼らの割合が高くなり、有利なのです。
そして、宗教指導者(創始者や神父さん、神主さん)が信者に呼びかければ、まず拒否する、ということはありません。大多数を占める(私を含む)無宗教な人間からは想像もつかない社会関係がそこにはあります。(オウム真理教を思いだしてください。麻原の、信者に対する影響力は信じられないほど強大でした。)

この人たちの理想とは
明治期の(民主主義ではなく、天皇を頂点とする)「日本らしい日本」を取り戻すこと。
その点ではブレがありません。

--------------長くなるので、ここでいったんUPします。-------------------

だまされないで!! 〜最後の選挙〜 [日本の子どもの未来に、大切なこと]

今回は、食物アレルギーとは関係ないことを書きます。

「目の前の育児で精一杯だわ」という人も、
子供の未来に大きな影響のあることです。
「アトピーは治っても、子どもがこの国で大人になったときに、幸福になれない国」では、ダメですよね?
そんな国にするのも、しないのも、大人である私たちの責任ではないか、とLuxelは思います。

もし、私のブログの情報が少しでもみなさんのお役に立てたのなら、
どうか、この記事も読んでください。
そして、今度の日曜日(7月10日)、必ず投票所に行ってください。
私は、この国で母親・父親であるあなたに期待を託します。

---------------------------------------------------

7月10日の参院選が近づいてきましたね。
私の認識では、今回の参議院議員選挙は「最後の選挙」です。

なんの?

それは、私たちが
「日本国憲法」を、
さらに「私たちの子どもの自由や人権」を守れるかどうか、が決まる
最後の選挙だから。

だから
私は選挙日が近づいてきて、とても緊張しています。

もし安倍自民が勝てば、
この選挙の後、日本国憲法は跡形もなく改悪されてしまうでしょうから。

安倍氏の政治目的は、言うまでもなく、改憲です。
これは絶対、間違いない。

自民も安倍も、CMを見ればわかるとおり
いまは一生懸命「争点隠し」をやっていますが、選挙の目標は改憲に必要な議席数3分の2を獲得することです。


(このブログの過去記事をお読みいただければ、私が過去に書いた日本の将来見通しがかなり当たったことがわかっていただけると思います。)

今回選では、もはや失敗であることが明らかとなったアベノミクスを争点にすることはできないから、今回選の自民CMのキャッチコピーは「この道を、前へ」などと具体性なく歯切れが悪いのですが。)

すべての社会福祉的政策や公約は国民の機嫌を取るため。
支持率を下げず、議席を増やすためだけに、
空手形を乱発しているだけです。
それらはすべては改憲のためのエサです。

(ですから、本気で公約を果たす気はないと思います。
数値目標がどれも中途半端なのはそういうことです。)

どうか、だまされないでください。

自民党が、安倍氏が
どんなに社会に役立つような政策を公約したとしても、票をいれてはいけない。
個人の自由の制限、基本的人権の制限ほど、恐ろしいことはない。

例えば「言論の自由」。
これはすでに侵害されつつあります。
政権与党により、あからさまなTV・大手新聞に対する圧力があり、
私達はもはやこういったソースの情報だけに頼ることはできなくなった。(もっとも読売・産経は従来から政権寄りでしたから、ソースになりませんでしたが。)
もっと権力やスポンサーから自由な報道組織(例えば、独立系のネット報道等)にアクセスしなくては、真実が何か、見えなくなってしまいました。
(そういう認識を、みなさん持ってらっしゃるでしょうか?)

こういう政府周辺の動きが何を意味するのか。

戦前・戦中の日本では言論の自由はありませんでした。
少しでも政府に批判的な思想活動は縛っていました。
戦争に反対しようものなら特高(特別高等警察)にしょっぴかれ、拷問され、死んだ人もいました(「蟹工船」の著者・小林多喜二だけではありません)。
http://www.asahi.com/articles/ASH89747GH89PTIL01D.html
「疑惑」程度で拷問され、自白を強要される人も多かったのです。(妹尾河童・原作の「少年H」に出てるお父さんのように。)

「基本的人権」という概念のない国とはこういうものなのです。
私は「○○さんが官憲に連れていかれた」というような話を祖母から聞いていました。
こうやって、戦争に反対する声は徐々に圧殺されていったのです。

もし、この選挙の結果、
日本民族が安倍自民に権力を委ねてしまうような判断をする民族ならば。

日本人には、民主主義を維持する力はなかった、ということになります。
そうなったら。


もう、私は日本を諦めます。


そしてもう脇目もふらず、子ども達を海外に押し出す準備を、全力で始めようと思います。
(実際に、もうすでにその方向に舵をきりつつありましたが、さらに「全力で」後押します。もう日本の大学への進学は考えません。)


安倍自民がどんな憲法に改憲したがっているかはわかっています。
(→自民党憲法草案)
http://constitution.jimin.jp/draft/

その解説(現行憲法との比較サイト。)
↓こちらが簡潔でわかりやすかったです。
http://www.news-pj.net/news/2013/0413-sugiura.html
<ニュースサイト・The PAGE>
https://thepage.jp/series/374/

時間がなければ、せめて下記の森永卓郎さん(経済評論家)のコラムをお読みください。
http://www.magazine9.jp/morinaga/120523/
これは4年前に書かれた文章ですが、このとおりのことがまさしく今、起こっています。

そしてできたらこちらも。
気鋭の憲法学者・木村草太氏の解説。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49029?page=5
(記事の5ページ目にリンクしてます。できたら1頁から7頁まで、通しで読まれてみてください。)

自民党政権はメディアに圧力をかけ、情報を奪い、私たちの権利を狭めにかかろうとしています。
安倍氏はNHKの理事長や理事に自分のお取り巻きを送り込んで、NHK内部に圧力をかけ、今やNHKは公正な情報ソースではなくなってしまいました。
(参考↓)これっていじめ!?って唖然としました。結構新聞沙汰になったから、あわてて辞表を返還したようです。じゃ、新聞沙汰にならなかったら・・・?
http://www.huffingtonpost.jp/2014/02/25/mom_n_4851423.html

↓なるほど安倍自民はこうやって、権力の内外からメディアに圧力をかけるのですね。。。あの池上彰さんが証言。
http://lite-ra.com/2016/07/post-2389.html


今でさえ、こんな風に情報にフィルターがかけられているのだから、
自民党憲法草案のような「国のためには個人の権利を制限して当然」との考えが根底にある憲法の下では、私の子ども達がこの先、日本に住み、日本で働き、結婚し、子どもを産み育て、、、という幸せな未来を期待することが、私にはできません。
将来があまりにも心配で、子ども達を日本には置いておけない。

そう考える理由は
自民党の憲法が軍の設置や集団的自衛権を認めるものになるであろう、というだけでなく
その憲法の根本にある「人権を守る」「個人の自由を尊重する」「平等を重んじる」という基本姿勢が後退してしまう内容だからです。

(いまや、徴兵制も現実味を帯びてきました。外国との対立を煽る政府と徴兵制。、、、実際には経済格差を拡大させて「経済徴兵制」にするかもしれませんね。「奨学金を返せないのならば、自衛隊でインターン」(東京新聞報道)そうすれば向学心のある真面目で優秀な若い子を自衛隊にゲットできますものね。)


このようなことを心配する識者は大勢います。
でも、大勢の、「普通の、日本人」にこの懸念が届かなければ、何にもなりません。
一票に反映されなければ。

このブログをお読みくださったみなさま。
Luxelは過去2回の選挙よりも、今回の選挙の方が
はるかに重要で、日本を後戻りできない道に追い込む選挙だと思っています。

巷では、「そうはいっても、野党が全然たよりにならないから、自民党に入れるしかないよ」
という声を聞きます。
でも、そんなことを言っている場合じゃないんです。
頼りになろうがなるまいが、自民党に、安倍氏に憲法まで好き勝手にいじれるフリーハンドを与えてしまってはダメです。
日本が民主主義国家であることを諦めるか/否か、の瀬戸際なのですから。

それを避けるためなら、この際、どの政党でもかまわない、とLuxelは考えています。
比例票を入れるのは野党共闘を決めている5つの政党(民進党・共産党・生活の党、社民党、維新)どこでも構いません。
もちろん個人候補の「1人区」なら上記の野党。
上記の5党から複数候補者出ている区(つまり、3人区以上)なら、「自公議席2」を阻止するために、あえて「絶対に勝てる野党候補」より「当落線上の候補」に入れる、という判断もあるかと思います。

ぜひ、みなさま
投票所に行ってください。
もちろん、なんとなく〜、で投票しないでくださいね。
私の言っていることも鵜呑みにするのではなく、情報ソースをあたるなど検証して
ご自分の考えとあわせて、投票する候補者を決めてくださいね。


もちろん、たくさんの人が投票に行ったらからといって、必ずしもベストな結果が得られる訳ではありません。
「民主主義はベストの政治体制ではありえない。」

はからずも、日本の選挙直前に、その事実をつきつけられる出来事が英国で起こりました。
英国は国民投票の結果、EUを離脱することになってしまいました。
(離脱派のオピニオン・リーダー達が投票後、次々と逃げてしまいましたね。。。投票前の彼らの情報は誤りだ、と投票後に言われてもね。。。離脱に賛成票を投じた国民は、彼ら政治家に裏切られたのです。全国民がEUの外に放り出されてしまいました。スコットランドはEU残留を希望して独立の動きを見せています。UK崩壊か!?)

英国民がどれほど後悔しても、歴史の巻き戻しはできません。
(英国経済にとって正しい選択だったのかどうかは長い時間がたたないと判断できないと思います。 しかし、現時点で「国民投票に行かずに後悔した」残留派、投票した離脱派の人の後悔の大きさを見ると、どうやら彼らの意図せぬ結果になってしまったようです。果たして離脱派に「騙された」国民が悪いのでしょうか? )


国民が愚かな決定を下す可能性は、常にある」のが民主主義です。
ましてや、日本は今、「小選挙区制度」での選挙です。
ほんのちょっとの票数の差が、針小棒大に引き伸ばされてしまう危険性のある制度です。
「民意を正しく反映しない」とされ、世界的にも採用の極めて少ない選挙制度をとっています。
このような選挙制度のもとで、日本は今一度、まともな道へ引き返してこられるでしょうか。。。?

「またまたLuxelさんが、極端なことを言い始めたわね〜〜」と呆れる人もいらっしゃることでしょう。

実は、私はここ3年、喉もとを掻きむしりたい衝動に耐えながら、
この国内問題に、自分なりに向き合ってきました。
いったいどうしたら、私の、私たちの、願う方向に社会が向いてくれるだろうか。
どこに、子どもを育てる私たちの声を届けたら聞いてくれるのだろうか?
メディア? 議員? 政党? それともネット?

この乏しい頭が思いつく限り、時間の都合のつく限り、働きかけてきました。(某新聞系週刊誌の取材も受けました。議員に質問状を出したりもしました。)

「心配性ね〜〜」と思われるでしょうか?

でも、考えてもみてください。
ナチスドイツは暴力で政権を奪取したわけではありません。
民主主義の原則にのっとって、選挙で選ばれて
穏健に、合法的に権力を手にしたのです。
ドイツ国民もまた、時間を巻き戻し、忌まわしい歴史を、自らがくださいた判断を、どれほど「なかったこと」にしたかったことでしょう。ですが、それは不可能なのです。

民主主義国家も、歴史的判断を誤る。
そういうものなのだ、と了解するしかありません。
(それでも、なんのために私たちが歴史を学んできたか、といえば、まさしく今のような政治状況を歴史的に理解し、権力を預ける人を間違わないため、のはず。)

来週の総選挙は、英国のEU離脱(Brexit)投票ほどの派手さはないかもしれません。
でも、日本にとって、英国のそれに匹敵する大事な選挙です。
この選挙が、日本の歴史の決定的な転換点だと私は捉えています。

もし安倍首相が勝って、自民が衆参両議院で3分の2をこえる議席数を有したならば、
憲法改正は思いのまま、です。

実際、今、衆院単独過半数を占める自民党は
「特的秘密保護法」や「安保法制関連法案」など、党の、いえ、安倍氏の思うままの政策を可決してきてました。

私には3年前の選挙結果が出た時点で、こうなることはほぼ読めていました。
安法法制も、ごり押しで通すだろう、と。
彼がそういう政治家であることはわかっていたはずです。
その彼に、権力を渡したのは私たち日本人なのです。

(あの時、政治リテラシーに乏しい日本国民に向け、「これで"ねじれ国会"が解消されましたっ!」と喜ばしいことのように報道していたメディアの記者たちに、私は思いっきり「バカか!?」と言ってやりたいです。1990年代のTV番組「ニュースステーション」で久米宏さんが、選挙の投票率の低さ=棄権した人の多さを「有権者にそっぽを向かれましたね」と評したのを聞いて、私は「局の看板番組の司会者の政治リテラシーはこの程度なのか!とガッカリしたのを覚えています。)

だから私は、秘密保護法案可決のときも、解釈改憲のときも、安保法制のときも、もうすでに流れに逆らう努力をすでに放棄していました。諦めていたのです。
だって、安倍自民に権力を渡したのは、私たち国民の総意なのだから、何をどう勝手に決められても仕方がないのです。
私は、日本人に対してもう愛想が尽きかけていました。
だから、国会前のデモにも、黙って、短時間参加しただけでした。
(頭数を増やすだけでも、意味はある、と考えて。デモは政権の人間に対してだけ行うものではない、と思っています。ただの観客になって、ニュースを聞くだけの、その他大勢の人に向けての意味もある、と思って、デモに参加しにいきました。)

歴史的変化は、必ずしも劇的には訪れない。
少しずつ、少しずつ、社会が変化していく。
流されているうちに、ふと、気がつくと、もとの岸に引き返せないところまできてしまった。。。。と愕然する。
でも、気づいてから慌てても、もう遅いのです。
私たち国民が、権力を間違った相手に渡してしまうと、そういう手合いほど簡単には返してくれません。
権利を手放すのは簡単です。
でも、それを取り戻そうとするのは、ものすごく大変なのです。


「Luxelさんったら、オーバーね。すぐに戦争が始まる訳でもないでしょうに」
そう思う人も多いでしょう。

でも、覚えておいてください。
戦争が始まってしまったら、その時にはもう、確実に遅い。
子どもの命は、家族の命は諦めてください。

例えば、
アインシュタインは、反ユダヤ運動のきつくなったドイツから、第二次世界大戦前の1935年にすでに米国に亡命しています。(ドイツはその頭脳を欲しがった。が、逃げられてしまい、アインシュタインに「国家反逆者」の烙印を押した。もし捕まっていれば、ドイツに引き戻され、原爆の研究をやらされていたでしょう。現に、アインシュタインは米国亡命後、米政府に「ドイツに対抗するために、原爆開発を」と進言しています。なぜならドイツは原爆を開発する意図を、すでに持っていたからです。)

ドイツを追われたユダヤ人の亡命に尽力した杉原千畝・駐リトアニア大使の活動は有名ですが、この時のユダヤ人は、第二次世界大戦開戦(1939年)前には「逃げる」ことができず、生命の危険が差し迫ってからやっと腰をあげ、命からがらドイツ・オーストリアから逃げてきた人達です。(千畝氏も、彼ら全員に渡航証を発行することはできませんでした。残された人々はどうなったのでしょう?)

そして、「アンネの日記」の作者・アンネ, F.は「危険を察知するのが遅れて」ドイツから脱出しそこねたユダヤ人一家の子どもです。その結果、ゲシュタポに捕まり、強制収容所送りになり、1944年に殺されています。(アンネの家族8人のうち、生き残ったのはお父さんだけでした。)

アインシュタインは国外に出ても、その誰にも真似のできない圧倒的な数学的能力ゆえに、祖国を離れても生きていくことが可能でした。そういう人は、危険を察知すればさっさと出ていきます。
「会社がリストラすると、能力の高い人材から辞めていってしまう」のと同じです。

お金持ちも出ていきますね。(富裕層ほど、危険を察知する能力が高い)
ユダヤ人はもともと「頼るべき自国をもたない民族」ですから、蓄財している人は多かったようですが、貯蓄やとりたててこれといった能力の人々はどうだったでしょう?
祖国を離れて生計を立てていくのは、はっきり言って、たいへんです。
少々迫害されたくらいでは、祖国を出ていく判断はできないものです。
(命がかかる事態になって始めて、人は祖国を離れ、難民となる決心をする。)

私たち日本人は、
逃げ遅れたユダヤ人や、
ヒトラーを「民主主義の手続きにのっとって」選んでしまったドイツ国民を
「なんと愚かな・・・」と笑うことができるでしょうか?

大多数の国民が気づいた時には遅いのです。

現在、尖閣諸島領域で、接近してくる中国軍機に、航空自衛隊が連日のようにスクランブル発進して牽制していることは皆さんもご存じかと思います。
(近くの海域で日米印で行っている洋上共同演習を中国が意識しての行動だ、と言われています。)
つい最近も航空機の危険な接近があったようです。はっきり言って、一触即発です。
両国の為政者が開戦を意図しなくても、
血気にはやったパイロットが挑発にのって、あるいは一発ミサイルを放ち、偶発的に死人が出れば、そこから全面戦争へと拡大する可能性があります。(自衛隊がそんなタイプの隊員を外交上微妙な空域に投入するとは思えません。冷静なる精鋭を投入しているはずだと思いますが、中軍の方はわかりません。中国の中央政府は軍部を完全に掌握しきれていないようなのです。)

5月の熊本大震災のとき、初動の鈍かった安倍政権は
激甚災害の指定はなかなか出さなかったくせに、
「こういう時のために憲法に『緊急事態条項』の制定が大事である」と言い出しました。
なにをいわんかや、の噴飯ものです。
ナチスドイツはその「緊急事態条項」をつかって、社会を取り締まり、
市民の反戦の口を封じ、戦争へとなだれ込んでいったのです。

それに、領土問題の絡みでなくとも、
集団的自衛権を認めてしまえば、アメリカという、ずっと戦争を続けている日本の同盟国の要請に応じて、世界中に自衛隊(もはや「自衛」ではないですね。日本軍です。)を派兵しなくてはならなくなります。そして日本が米国に汲みすれば、自ずと敵対国/敵対勢力ができてきます。
現に、先日のバングラデシュでのテロの犯人はIS(イスラム国)の同志であることがほぼ確実のようですつまり「ISの敵と認定された日本」人を狙ったものです。(犯行現場となったレストランは日本人がオーナーの日本料理店)

J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/tv/2016/07/06271722.html
NHK「クローズアップ現代+」
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3832/6.html

このように、「他国に派兵する」「世界のある陣営に加担する」ということは「敵対勢力をつくる」ということを意味します。
そしてテロに国境やハードな軍備は無力なのです。
そういう意味では「安倍のイスラエルに加担する外交」によって、日本はすでにいつ敵対勢力のテロに狙われてもおかしくないのです。

日本と日本人は今までなんとか「憲法9条」の存在に守られてきました。
日本は「平和国家」として、どんな国でも日本人は信頼してもらえた、というだけではありません。
湾岸戦争時のイラク派遣までは、どの国も憲法に「不戦条項」のある日本に「派兵しろ」とは(面と向かっては)言わなかったのです。
(米国は朝鮮戦争を境に姿勢を変え、以後一貫して日本に改憲させたがっています。特に9条を。自分たちの負担が楽になりますから。日本軍を傀儡として使うこともできますし。ただ、自分たちも策定に関わった憲法だけに、表立って改憲を迫ることはできなかったのです。)

とはいえ、私は「永遠に9条を護持できる」とは思っていません。(意外ですか?これはまた別の記事で書きます。)
平和を維持できるかどうかは、日本だけでなく、周辺国がどのような国かにもよるからです。
ただ、政府に自分たちの全権を預けるような「緊急事態条項」の設置を画策している現政権に
選挙でフリーハンドを与えてしまってはいけない、と強く思います。

みなさんはいかが思いますか?
よく考えて、10日(日)投票してください。

(ご意見ありましたらコメント欄にどうぞ♪
今回、コメント欄解放します。)



日本の歴史の転換点 [日本の子どもの未来に、大切なこと]

ここのとこ連日、霞ヶ関の国会議事堂前は人の波、です。

かつて、安保条約で揺れたころの日本のように、人死にが出てもおかしくないくらい
国や国民にとって重要な決定が、憲法違反を承知の上で、採択されようとしています。

Luxelも昨夜、通勤帰りの途中で下車して行ってきました。
(保育園のお迎え時間があるので、短い時間でしたが、やれることをしよう、と。)

今日の国会デモにはかつてのような熱狂的なシュプレヒコールや絶叫調はなく、
かわるがわるそのマイクを握る著名人/一般人の別なく、
こんこんと、国会や議員に向って、ともにデモで肩を並べる隣人に向って
理を説き、よりよい国へするための呼びかけが多かったように思います。
デモに参加する人たちも、労組や各種組合など、「運動慣れ」している方々は一部のようで、
私のように、仕事帰りのサラリーマンや学生さんの姿が多かったように思います。(←プラカードも横断幕も、なにも準備してきてない手ぶらな人が多かったです。)

警官が多数、警備にあたってましたが、
衝突はみられませんでした。
むしろ、大勢の警察官のお陰か、右翼の嫌がらせ行為は全くみられませんでした。
(多少の身の危険は覚悟して出向いたLuxelは拍子抜け。いや、よかったです。)

まだ、今は、こんな感じで平和的に「デモができる」自由が保証されています。
ですが、特定秘密保護法や安保法制が通ってしまった後まで
こういった意思表示ができるかどうか、、、

以前、ブログに書いたとおり、
ここまでの安倍自民の暴走っぷりは、
3年前の衆院選を経て、去年12月の参院選で自民党が両院で単独過半数を占めた時点で
私は予見していました。
(3年前の選挙結果を見て、息子(当時3才)の英語教育開始を早めたくらいですから。)
そして私の予想通りになりました。
もう、あまりに当たり前すぎな予定の行動として、私にとっては何の驚きもありません。

(3年前の衆院選のとき、私の職場いらした、60才に近い、顔なじみの営業のおじさんと
選挙のことについて、世間話をしたときのことをよく覚えています。
私が「安倍さん率いる自民が単独過半数になったら怖いですよね。。。徴兵制とか実現しちゃうかもしれませんよね。」というと、おじさんは「いくら自民党でもそこまではしないでしょ〜♪その時は国民が黙っていないし、自民党の中でも反対が起きるにきまってる」
私は「この、ノーテンキな楽観は何なんだ?!」と唖然。「今(の選挙)が"その時"なんだけどな〜。。。」
右肩上がり世代の『根拠なき楽観性』を目の当たりにした、思わず頭痛を覚える経験でしたが、こういう人はこの世代には多いのでしょうね。。。
それまでは「いったいどんな人が、これまで一環して金持ちと経営者の味方であり続けた自民党に票を入れるんだろ?」と訝しんでいたのですが、「なるほど、こういう"楽観的で、空気で物事を考えちゃう人"が自民党に入れるのか、、、と。(自分はしがないサラリーマンのクセに、オウンゴールだっちゅーの。)
全く、人を見る目がないな〜、そんなんでよく営業職やってられんな〜。。。(呆れ)

私は去年の夏すでに、某新聞社雑誌のインタビューに一般読者として「安倍は誇大妄想狂の男」と、私なりの見立てを答えました。
最近の安倍氏の行状を見るに、ますます自分の(女性として大事な)「男を見る目」が的確だった、と自負しております。(エッヘン!)
今年になってようやく識者らも同様のことを盛んに述べるようになりましたね。
だけど、遅いよ!

(子育ては「待ったなし!」なのです!)

安保法制のお陰で霞んでしまってますが、
改正労働者派遣法が衆院を通過してしまいました。実質上の両院可決です。

この先、日本で子どもを産み育てても、私たちも子ども達も、苦難の連続であることは間違いありません。
まともに現実を見てしまったら、とても子どもなんて産めない気がします。
日本の社会は福祉が手薄く、リスクだらけで、自己防衛しないと生きていけない。
私が子ども達に施す英語教育は、私自身が子どもの未来に希望を失わないための命綱と化しています。
こんなに簡単に、独裁者の再臨を許してしまう、この国に、いつまでも子どもたちを置いておくのは不安で仕方ない。

ところで、
私自身は、憲法、特に9条は、遠い将来には改正してもよいと考えています。
(ビックリですか?)

国際社会というものは"アナーキー(無政府状態)"なものだ、とLuxelは認識しています。
いちおう国連という組織はあるものの、
その国連の決議に罰則はなく、
安保理は、国連軍は5大国が一致決定しない限り、動きません。
5大国自身が暴挙に走った場合、それを止める実効力を持たないのです。

そんな荒波の中に、武装せず丸腰で周辺諸国と渡り合っていける、とはさすがに平和主義(←?)のluxelといえども考えていません。

でも、今、集団的自衛権を認めて日本に益することは何もない。
むしろ今の日本は、日本の首脳陣では、やすやすと米国にふりまわされ、戦争に付き合わされることになるでしょう。(憲法を改正してしまえば、もうこの路線から逃れられないと思います。)

日本が集団的自衛権を認めるのは
米国が米軍を日本から引き上げる時期、
安全保障条約が解除される時でいい。
そう思います。

いつか米国経済がゆるゆると衰え、「反共の砦」たる遠い日本をその軍事力で守ることができなくなることは間違いありません。
経済状況が年々苦しくなっている米国が「反共の砦」としての日本をいつまでも自らの血を流してまで守ってくれるとは思えないのです。
(日米安保条約は他国に対する「ブラフ」。それが最も重要な役割なのです。本気で実力行使に出たらシャレにならない。)
それが10年後なのか30年後なのかはわかりませんが、その時でいい。
(経済は「神の見えざる手」によって均衡する、、、、世界の貧富差は縮まる、と言ったのはアダム・スミス。)

ちなみにLuxel自身は
自国を守るため、自衛のための戦力の保持はやむを得ない、と私は考えています。

自分たちと考えの異なる国が地上にはある、というのが現実で、「どの"国"も戦争を望んでいない」と言い切ることはできません。かつての日本が開戦したように。(どの国の国民も、その大多数は戦争を望んではいない、とは思いますが。)
なので、ある程度の軍備は必要悪だと思います。
ただし、軍も兵器も実際には使われないのが一番良い使い道だと思います。(つまりは「張子の虎」です。相手が手をださないよう、脅しとして存在しているのが一番良い状態。)

そんなLuxelでも、
安倍首相の手によって集団的自衛権の名の元に、自衛隊を軍隊化し、派兵させられるのは大反対です。
これらのことは国の行く末の100年先を見通す人たちによって、よくよく考え、討議した上で決めるべきことです。
彼のように、野党の不在につけこんで、多数の議席を背景に、議論を無視してゴリ押しすべきことではありません。
彼程度の知性の持ち主に自衛隊を預けることは、「ダイナマイト倉庫の前でタバコをくゆらす門番」くらいに危険なことです。

彼が目指すのは、「民主主義国家として成熟した日本」ではなく、「個人の自由と権利を制限し、圧殺する全体主義」つまり戦前の日本です。
いずれ、みなさんの子どもも徴兵される未来が来ても、ちっともおかしくありません。
あからさまに「徴兵制度」を敷かなくても、米国のように、貧しい若者を落とし込む蟻地獄のような「経済徴兵制」がいつのまにかできあがるでしょう。
そのためにも、安倍首相は貧富の差を放置する、と予想します。

国民は「生かさず殺さず」「搾取する」のが、彼らのやり方です。
正社員が減り、非正規雇用の人が大幅に増えただけなのに、「失業率は改善した!」と威張っているのが安倍首相です。彼の頭に「雇用の安定」という言葉はありません。

これからの日本がどうなるか、私たち母親は目を凝らして見張っていないと
いつのまにか、息子を徴兵に取られる「かつての道」を歩んでいた、、、という事態になりかねません。

みなさん、よーーーーく目を凝らして、
先の先まで見通して、
子どもたちの行く末を守りましょう!

どうぞご一緒に!



やっぱり、そうきたか。 [日本の子どもの未来に、大切なこと]

こんにちは、Luxelです。

いや、もう、結果のわかりきった選挙から1週間以上も立つのに、
この脱力感といったら、、、、。

なんというか、
「日本人であることへの絶望」というか。。。

勝った党も、負けた党も、なんであんなに
どーしよーもないんだろう〜〜〜  orz。
って。

「其の国の、政治のレベル=民衆のレベル」って言う言葉があるけど、
「お前は5流以下の国の人間だ」と指差されることの
悔しさというか、腹だたしさというか。。。。

いやもう、
そう遠からず日本はテロに標的になりそうだし、
財政再建も遠のいたし、
年金もあてにならなくなったし、
必要なときに医療や介護のお世話になれるかわからない。
本当に、日本人の皆さん、そういうことわかってるのかなぁ。。。と。

日本人って「見たくないものは、見ない」特性が強い民族なんだなー、と最近思います。
冷静に現実を直視し、それを分析、対応を考える、というふうにならない。
問題自体を「無い」ものとして振る舞う。
でも、そんなふうでは「問題」は解決しないんですけどねーーー。
行き着くところまで行かないと、気づかないのかな。。。

戦前〜太平洋戦争がそうだったのかも。
自分たちの上に焼夷弾が雨アラレと振ってくる状況にならないと、
日本人は「どうしてこうなった・・・?」とは考えない、のでは?

変化を先送りした訳だから、シニア層はまだ安穏としてられそうですけど
子育て中の身としては、そうも言ってられません。
こりゃそろそろ本気でやばいなーーーー、と腰を浮かしてる状態です。私は。

そう判断する理由をもう少し説明しておきます。

(1)そう遠からず日本はテロに標的になりそうだし、について。

12月 22日の新聞とネットのニュースに流れたコレ。
「集団的自衛権 安保法制に地理的制約なし 政府方針 ホルムズ掃海を視野」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141222-00000052-san-pol
(公明党はやはり歯止めにはなりませんでしたねー。舐められたもんです。)
(参考)http://www.news24.jp/articles/2014/12/19/04265604.html

「安保法制整備急ぐ=安倍首相」(同24日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141224-00000141-jij-pol

こんなの、序の口です。(と予言しておきます。いや、予言ってほどでもないな。「当然」です。)

軍事力の強化は、かねてより彼が一番やりたかったことですから。
選挙後から少なくとも、'16年7月の参院選までの間に
たたみかけるように次々と法案を提出し、成立させるでしょう。(例えば、テロ防止法案)
自民党単独過半数ですから、雑作もない。

そして、できれば、参院選の時点で
米国とともに、自衛隊を派兵していたいのです。
それがダメでも、また選挙に勝ってから、派兵すれば良い、と考えているでしょう。
今、もっとも可能性があるのはイスラム国。

びっくりですか? でも意外と、遠くでもないんですよ。
実際のところ、自衛隊は過去(2004〜2009年)にイラクに派遣されてます。(第5次派遣まで。)
復興支援という名目ではありましたが、実質上、いつテロが起きても不思議じゃない、戦場同然の場所サマワで活動してました。(最後の方、世間の関心はすっかり薄れていた感はありますが。)
日本に帰還後、心の傷による隊員の自殺が相次ぎ、平時の10倍だそうです。


米国は空爆は行っていますが、地上部隊は派遣していません。
イラク戦争で多数の犠牲者をだして国内から批判をあびたので、
米国は地上部隊の派遣には慎重になっています。
そこに、日本の自衛隊を、改憲しない閣議決定のみで派遣します。(そうすれば米国も喜ぶし。)
おおかた「非戦闘地域だから」とかの国内向け言い訳をしながら、派兵するでしょう(イラク戦争で、「復興支援」として5年も派遣した実績をもってますから)。
そうすれば、国際的にはもう「日本は兵力を海外展開している」ことが既成事実化している訳で、何をいまさら、です。
外国の声をメディアに都合良く拡散させ
(安倍氏や自民のメディア支配の露骨さは周知のとおり。)
国民に「もうここまできちゃったら、仕方ないかな」と思わせて、
解散して、衆参同日選に持ち込んで、改憲に必要な衆参3分の2議席の獲得に動くんじゃないかなー、と予測。

ただし、派兵で一人でも戦死すれば、国民感情が大きく反対側に振れるので
それまでは米国に頼みこんで、無難な任務につかせてもらうとかするでしょう。
「選挙が終われば、自衛隊をどんな危険な任務に使ってくれてもかまわない。」という条件で。
あるいは「戦死」を「事故死」と報道させるか、ですね。
実際やってましたしね。イラク派遣では(死亡ではないですけど)。

もう一つの可能性は、尖閣諸島での対立を敢えてあおり、
中国軍機との偶発的な小規模戦闘が起こった場合。(あえて、起こさせる可能性もありますよね。)
一人でも自衛隊員が戦闘により死亡すれば、
国内の改憲派が「ほら見ろ、やっぱり軍事力を増強すべきだ。あの国は危険だ」と声を張り上げ、護憲派は力を失います。
このパターンでは、自民党3分の2いかなくても、改憲はスムーズに進むでしょう。
護憲派の野党も国民の声は無視できませんから。

で、改憲してしまえば、安倍さんは「悲願成就!!万歳!!」ってことで、
後は野となれ山となれ。イラクに派兵した自衛隊の引き時なんて、考えません。

イスラム国に対して派兵するとどうなるか。

相手はイスラム過激派です。
しかも、米国の9.11を引き起こしたアルカイダより、さらに過激な。
それが油田を抑えている。裏で兵器も買えば、傭兵も雇う。
(昨日、イスラム国が米-ヨルダン軍機を撃墜したと発表。
http://www.cnn.co.jp/world/35058336.html
このくらいの兵器は持ってる訳で。)

彼らは、実際に自分達を攻撃している国でテロを起こすことを考えるでしょうね。
サイバーテロくらいなら、まだ良い方でしょう。(防衛庁のシステムを麻痺させられたら、近隣諸国がどうでてくるか、わかりませんが。)
日本国内で爆破テロ、自爆テロが起きる可能性はグンと高くなります。
それが起きて日本人の犠牲が多数でてしまった時、「昔の、平和国家に戻りたい」と思っても遅いのでは?
おそらく、政治的にも、引き返せないでしょう。
そして、報復は報復を呼ぶ、、、

この予測を「突拍子もない」と、皆さん思われますか?
でも、現に、
運用次第で国民を取り締まることのできる「秘密保護法」は12月10日より施行されています。
かつては、絶対成立しないと言われていた(抵抗がものすごく大きい、と予想されていた)法案ですよ?
集団的自衛権の閣議決定も、
安倍政権以前にはまさか許されるとは、と大物議員も及び腰だった、ごり押しなやり方です。
そんなことをすれば、政権の首が飛ぶだろうと。
でも、それをやった上での今回の大勝です。

「まさか!」と思うことが歴史には起こります。
太平洋戦争や日中戦争も、ほとんどの庶民が知らないところで開戦が決定され、
だんだんプロパガンダが敷かれ、国民も「その気」になって、
ある日、大本営発表で「日本、つひに開戦!」の文字が新聞に踊り、
庶民一人一人は「ふーん、開戦したんだー。」って感じで
開戦後しばらくは、いささか社会が窮屈にはなったけど、生活レベルも落ちたけど、暮らしていけない程ではなく、
ときどき、そこここの家から、赤紙によって旦那や息子が徴収されて、「帰ってこないねー」と言ってるくらいで、
内地(=本土)の人々は割りかし呑気に暮らしていたようです。

戦争後期の空襲による悲惨きわまりない避難生活と膨大な庶民の犠牲(極めつけが原爆投下による惨禍)を、
当の庶民は予想もしていませんでした。
(なにしろ報道が「勝った、勝った」ばかりの大本営発表で占められていましたからね。)
予想した知識人がいない訳ではありませんが、その人達の口は社会的に封じられていましたし。特高とか密告によって。
(あれっ、そういう意味ではこの私も危ないかな。。。!?
中国だったらとっくに逮捕されてるレベルですしね。笑)

今、日本は戦前の開戦に向う過程をなぞるかのような状況にあると思います。
戦前の陸軍上層部と安倍氏の役割は、非常によく似ています。
どちらも庶民のことは考えず、国際状況も読み誤って、
国民を破滅へと導いていく。。。

敗戦によって日本という国家は、無くなってもおかしくなかった。
米国51番目の州になっていた可能性もあります。(ハワイ王国のように)
戦勝四国分割統治、という案もありましたね。
「戦争に負ける」ということは、そういうことです。
祖国が吸収併合されても、文句はいえない。
「戦争をする」ということは、国をかけて他国と勝負する、ということで
当然、自身の命だけでなく、国を、言葉を、文化を失うリスクを引き受ける、ということでもあるのです。

外交というものは、それに携わる極めて数の限られた人間の出来・不出来に大きく左右されるもののようです。
その外交官の最高位でもある首相が安倍氏であることは日本にとって極めて不幸なことだと思います。
戦争も外交の一形態です。(←クラウゼヴィッツ「戦争論」の有名な言。)

人間一人一人に運・不運があるように
民族にも国家にも運・不運があります。
今、日本はとても不運なのだと思います。
選挙がこんな選択になってしまったのは、
国民の民度(民主主義レベル)が低いからばかりではないと思います。

たまたま、十数年前から小選挙区制にかわっていて、
国民の20%弱しか安倍自民に投票していないのに、過半数の議席が自民党一党になってしまったし、
たまたま、めぼしい野党が育っていなかったことも単独過半数を許す原因になった。
小選挙区制は2大政党制でないと、うまく機能しないのです。
非常にコントロールの難しい選挙制度ですね。

前も述べましたが、日本は現在「平和憲法によって、国際的にも守られている」のです。
戦後日本は他国に手を出したことがないので、恨まれることもない。
しかし、改憲してしまえば、世界が日本を見る目を変わってきます。
ましてや派兵するとなれば、戦地の自衛隊(もう、これは「自衛」隊ではないですよね。)だけでなく
国内の私たち自身にもテロの危険が迫ってきます。
そんな荒涼とした世界で、私たち母親は子ども達を守っていけるのでしょうか。。。

(ちょっと力尽きたので、
(2)財政再建、年金、医療
についてはまた後日。)

これから4年間、心していかねば。 [日本の子どもの未来に、大切なこと]

終わってしまいましたね、衆院選、、、

予想どおりの結果になりました。

自民・公明で300議席を越える圧勝(というか、選挙前から議席ほぼ変わらず、なんですけどね。。。)

極右の「次世代の党」が19→2議席に減らしたのは良かった、というべきでしょうが、
自民・公明300議席越えなんて、これだけで十分すぎるほどに「右」寄りです。

下記の記事中で、
安倍首相はジャーナリストの池上氏相手に「憲法改正を目指していく」と明言しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141215-00000301-oric-ent

Luxelの予言(彼は憲法改正を目指す)なんて、予言にも値しませんね。
こうもハッキリ言ってるんですから。
もっとも、「憲法」というのが9条だけで済めばまだマシな方かもしれません。
「自民党憲法」だったら、もう最悪です。

<自民党の憲法改正案>
https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf

<現行憲法との対比表>
http://satlaws.web.fc2.com/

<Luxel的に納得のいった解説>
http://synodos.jp/politics/15542
(木村草太氏は新進気鋭の憲法学者さん。首都大学東京 准教授。)
  ↑
Luxelが大学生のとき、教養部で「憲法学」の講義を暑さ朦朧のなか、「こんなん、何の役に立つんやろか?」と思いつつノートを取った記憶がありますが、きたよ!!「役に立つとき」が!!
いや??、世の中わからんもんです。

ちなみに、プリオン研究者の人たちも「そんな研究、何の役に立つんや!」と言われて肩身の狭い思いをしつつも研究を続けていたそうですが、いざ狂牛病が起こると引っ張りだこに。
いや??、国内に専門家がいてよかったですね[☆]?!!
専門外の人が英語の専門的な論文読んだって何のことかわかりませんもん。(私も自分の専門から離れれば離れるほど、読んでも訳わかんなくなります。「英語としては読めるけど、意味わかんない」状態。)

「何の役にたつか皆目わからない」
研究ってだいたいそんなもんですヨネ!★

で、自民党憲法草案を読んでみると、
もう、見るからに、
とっとと日本から逃げ出した方がいい。
と思われるようなシロモノです。

でないと、男子は安倍氏の「おもちゃの兵隊」に、
女子は「産む機械」にされてしまいそう。

「おもちゃの兵隊」の現実。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20141213-00041474/

今日から新たにフンドシを締め直して 子どもの語学教育にムチを振るってるLuxelです(笑)。
(ムチというか、実際には「アメとアメ」になってしまってるんですが、、、orz)


======================================

それにしても、つくづく思うのは
日本の民主主義の「もろさ」

池上さんの番組でとった視聴者アンケートでは
『「安倍政権にいつまで続いて欲しいか?」という質問の答えは
「すぐに終わってほしい」がダントツのトップ』だそうで(記事中参照)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20141215/Litera_707.html?_p=2
この選挙結果との食い違いはいったいどうしたことでしょうか?

この選挙って、「民意の結果」って言えるの?
なんか、選挙制度がおかしいのでは?という気がするんですが、、、

でも、「悪法も法なり」よろしく「ダメ選挙制も選挙制なり」で、
小選挙区・比例代表並列制というわかりにくい選挙制度を選ぶのを許したのも国民、
という言われれば、私たちは甘んじて、自ら招いた結果を受けねばなりません。

※小選挙区制の導入に動いたのは、いわずと知れた小沢氏。
当時は、自分が2大政党のもう一極を担う政党を立ち上げるつもりだったのですが、
世の流れはそうはいかず、、、。

(追記)
小選挙区制を採用している国は、世界的に見てほとんど無い。
小選挙区制は「多様な民意を反映しにくい制度」であることは制定当時からわかっていた。
「日本にも二大政党制を作るために」と中選挙区制から小選挙区制度に改められたが、
その前提となる、「民意の受け皿たりうる野党」が存在がしないことにはうまく機能しない。

気になるのは、
こういう短気であまり頭の宜しくない(あまり、で済むのか?は置いといて)安倍氏を首相にしといて
http://lite-ra.com/2014/12/post-708.html
ホントに日本は大丈夫なのか!?

私、この記事を読んで、思わず仕事帰りにこの本を買ってしまいました(衝動買い)。
http://lite-ra.com/2014/12/post-674.html

で、夢中で読みかけなんですが、
結論としては「やっぱりなー」です。
私と佐藤氏(&池上氏)が捉えてる安倍氏の人物像はほとんど同じ。

曰く、「……これを安倍首相が知っていたのなら「不誠実」であり、そうでないなら「恐るべき無知」だと断罪するのだ。」
私は「恐るべき無知」な人物だと思いますねーー。

彼が「日本のため」と考えているのは本当だとしても、
それは彼の頭の中だけの美しい「日本」であって、
けっして現実の私たち=日本人のことじゃないんです。
自分の言うことをきく人しか(きいて意気揚々と戦場に赴く人しか)、彼の日本には要らないらしいのです。
現実を生きる私たちがどんな苦境に立たされようが、
彼を政権に置いておいてくれる限り、彼はいっこうに構わないのです。

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で、「それはわかったから、私たちは どうしたらいいの?」
ですよねーー。

それは。

わかりません。

Luxelにも。

誰か教えてください。


うーんうーん、と唸りつつ考えるに、
たとえ悪制度であろうとも、選挙区制をいまさら変えるのはたいへんそうです。

では、自民党とのバランスをとり、自民党に不賛成なら
即、政権を担える野党を育てる?

・・・育てる。

どうやって?
(私たち、自分の子なら育ててますが、政党の育て方なんて、知らんぞ。)

さっぱり分かりませんが、

どうか、皆さんも考えてください。

野党を育てる方法を。

そして教えてください、Luxelに。

(こんなアイデアもあるよ!コメント、大歓迎です!)
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